昨日、105回大会決勝を見るぞ!と待機しながら仕事をしていると
何やら悪寒が・・・節々が痛い
ビタミンが足りない!とファイト1発のリポビタンDを飲むも駄目だ。
高校野球どころでない・・・コロナか!と自宅に戻り熱を計ると
38度線を突破。アイスノンをして寝ながら決勝を見た。
予想通りの球場全体の4分の3(ライトアルプス)以上は慶応一色だ。
高校野球応援には目には見えないがある程度のルールはある。
それは、中央席は偏りの応援は暗黙上行わない
自チームが攻撃の際は、立っての応援は有りだが
相手チームの応援の際は、着席をして相手守備の邪魔をするような応援は禁止
しかし、それだけ慶応圧力は大きく、107年ぶりの為に恐ろしい
応援団になっていた。
応援がどうだから試合がこうなった!とネットで論争が起きているが
それを言っちゃお終いだ。
試合は試合として成立している。
只、凄く残念だったのは、優勝旗授与や閉会式の時にあれだけ
応援していた慶応応援団内野席はガラガラだった。
本来であれば、決勝を戦い抜いた選手を最後まで賞賛して拍手を贈るのが
本来の応援の姿・・・只騒ぎに行っていたようにしか見えなかった。
その中で、敗退した仙台育英選手の相手チームへの賞賛。
悔しかっただろうが、慶応監督・主将のインタビューの際も
全員が直立不動で聞き、拍手を送る姿。
本当に試合には負けたが立派な高校野球球児だった。
そして何よりも感動した仙台育英の須江監督の
「人生は敗者復活戦です。この経験を次に生かします 」
この言葉・・・簡単だが奥がある。
仙台育英高校・・・少し前までは不祥事から甲子園ではヒール役だったが
須江監督の人間性で今や高校野球の鏡のようなチームに成長したと思う。
40名の高校生が繰り広げた見事な決勝戦に水を差す
脱丸刈りとか何だとかもう良いでは無いか。
皆自分自身を信じて自分流の姿で戦ったのだから。
全国3744高校の高校野球球児の夏は終った。
そして又新しい戦いが秋から始まる・・・夢と感動を本当に有難う御座います。
最後に毎年綴る「孝行球児」
「じぶん史上最高の夏」3744校の全ての
親御さんへ~父から君へ~母からあなたへ
~父から君へ~
親御さんへ~父から君へ~母からあなたへ
~父から君へ~
少年野球で・・
同じユニフォームでグラウンドに立っていた。
グラウンドではコーチと選手。
我が子だからとグラウンドで厳しすぎたかな
と父が反省することもあった。
反省会は決まってお風呂で・・
お風呂を出る時に父子に戻っていたあの頃・・
中学野球で・・
同じユニフォームでグラウンドには立てなかったけど、
審判や草むしり・・
我が子が使うグラウンドでお手伝いをすることだけでも充実していたあの頃。
行き帰りの車が唯一の会話できる場所だったけど・・
疲れて寝ていたり、年頃のお子さんと少しずつ会話がなくなっていったこともあったね。
「男」と「男」を意識してしまい少しずつ会話がなくなっていったあの頃・・
高校野球で・・
もう同じグラウンドに立つことも出来なくなり…
スタンドからしか君の野球を見ることが出来なくなりました。
でも・・
小学生から高校生までずっと変わらなかったことがあります。
野球をしている君を『見る場所は』違っていても、父は君の「野球」をずっと見てきたこと。
それだけで、父は幸せだった。
そして・・
その『見る』ことも最後になった高校3年生の夏。
高校野球の最後に息子が咲いた場所は、ベンチかもしれないし、スタンドだったのかもしれない。
だけど、父は、我が子だけに当たるスポットライトをしっかり見ていたはずです。
高校野球最後の日こそ、我が子を「見て心に留める」
その「見留める」が本当の意味で我が子を「認めた」日になったから。
高校野球を最後まで続けてくれた君に心から
「有り難う」
君は自慢の息子です。
『息子』・・自分の心の子と書きます。
いつか高校野球のことを思い出話として一緒に酒が飲めるのを楽しみにしています。

~母からあなたへ~
あなたが野球をしたいと言い出した日から・・
服はブランド品から
チームTとジーパンへ変わりました。
チームTとジーパンへ変わりました。
あなたが野球をしたいと言い出した日から・・
靴はヒールから
スニーカーへ変わりました。
スニーカーへ変わりました。
あなたが野球をしたいと言い出した日から・・
深夜まで遊んでいた週末は
平日より早く起きる週末へ変わりました。
平日より早く起きる週末へ変わりました。
あなたが野球をしたいと言い出した日から・・
流行りの歌にはついていけなくなったけど
応援歌には詳しくなりました。
応援歌には詳しくなりました。
あなたが野球をしたいと言い出した日から・・
恋愛小説ではなく
栄養学の本をたくさん読むようになりました。
栄養学の本をたくさん読むようになりました。
あなたが野球をしたいと言い出した日から・・
お化粧にかける時間も少なくなり
シミも増えました。
シミも増えました。
でも・・
あなたが野球をしてくれていたおかげで
お化粧より素敵な笑顔が増えました。
お化粧より素敵な笑顔が増えました。
一つ一つのシミもあなたと私の野球史の証。
野球のルールもわかるようになり
スコアまで書けるようになりました。
スコアまで書けるようになりました。
人前で話すことが苦手だったのに
アナウンスも出来るようになりました。
アナウンスも出来るようになりました。
あなたを夢中にしている野球を少しでも知りたかったから。
私はバッターボックスに立てません。
マウンドにも上がることは出来ません。
だから…
あなたが帰ってきて元気がない時に…
あなたの大好きなおかずを明日のお弁当に入れておこう。
泥泥になったあなたのユニフォームを真っ白にしてあげよう。
言葉をかけることが難しくなってきた年齢だから、お弁当やユニフォームに私の「願い」を込めてきました。
私はあなたを応援することしか出来ませんが、あなたを応援できることが何よりも元気の源です。
高校野球最後の日に・・
グラウンドだろうとベンチだろうとスタンドだろうと…
一生懸命がんばったあなたを誇りに思っています。
がんばったあなただからこそ…
最後は…
置かれた場所でめいいっぱい大輪の花が咲いたはずです 。
高校野球を最後まで続けてくれたあなたは
「高校球児」であり「孝行球児」なのですから・・
