丸山(960m) (つづき)
時折風が出て、樹に積もっていた雪が吹き飛ばされるのが見えます。ザッと、何かが通り過ぎるような音が聴こえて、あわててシャッターを切ります。ほとんど写らないだろうなと思いましたが、後で見るとしっかり写ってくれていました。雪の結晶はこんな音がするんだと思いました。
車道と交差するところで展望が開けます。タイヤの跡があり、雪の後に車が通っているようです。こんな道を運転するのは大変なと思います。遠くに、ギザギザの稜線をした両神山が見えています。強烈な個性の山は、これぞ秩父の王というところです。一度雪の両神山にも登ってみたいですが、今日の丸山とは比べられないほど大変に違いありません。岩場もあるし、標高からして960mと1,723mで全然違います。今の自分には山岳ガイドの人と一緒でなければ無理でしょう。
頂上を前にして軽くアップダウンがあります。1か所工事中のところがあって、雪道を迂回しました。登山道の下をくぐるトンネルで、小さなブルドーザーが道を均す作業をしていました。1台だけで、休日に、寒い中、大変なことです。トンネルの中だけは雪がありませんでした。
(登頂:2016年2月上旬) (つづく)