武川岳(1,052m)・焼山(850m)・二子山(883m) ((1)のつづき)
登山道の横が網で区切られているところがあります。地形図でも石灰岩の採鉱地が出てきます。
石灰岩は登山道にも露出しています。標高が上がるにつれて、岩は数が増えてサイズも大きくなります。
天狗岩まで登ると傾斜が少し緩くなりました。秩父の山といえば杉林が定番だと思っていましたが、このコースは広葉樹が多くてとても明るいです。
武川岳の頂上は小さな丘のような場所で、「ホウキ平」の別名がついています。新緑とのんびりした雰囲気が素晴らしい山だと思いました。
国土地理院のホームページ(基準点成果等閲覧サービス)で調べてみると、「箒平」という名前の三等三角点が出てきましたが、現況状態は「亡失」となっていました。
秩父では、武川岳のように「岳」で終わる山より、「山」で終わる山の方が多いです。
稜線を北へ向かうと、新緑はさらに鮮やかさを増し、アップダウンを交えつつ850mの焼山です。望遠レンズで見た姿のように武甲山が大きく、東にはこれから向かう二子山が見えています。名前の通り双耳峰で、雄岳と雌岳の二つのピークはとても距離が近いです。どちらも丸い形をしていて、山全体が緑に覆われ、優しい印象の山でした。双耳峰にもいろいろな山があります。
(登頂:2015年5月初旬) (つづく)