心が満ちる山歩き

美しい自然と、健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山と、時にはクラシック音楽や旅行のことも。

関東近郊スノーハイキング 秩父・丸山(4)

2016年02月13日 | 奥秩父・秩父


丸山(960m) (つづき)


 頂上です。丸山の頂上というと思いつくのが、コンクリ製の大きな展望台です。この展望台の存在は登る前から知っていました。なんでこんなところにこんなものが??と思っていましたが、雪の中では印象が違います。ごく自然にまわりの雰囲気に溶け込んでいます。雪は建築物の印象も変えてしまうようです。
 壁面には、「昭和55年度寄贈 財団法人日本宝くじ協会 埼玉県」とあります。僕は宝くじは買いませんが、宝くじで集まったお金はこんなところにも使われているんですね。


 この展望台には、地面と屋上の間に、「中二階」のようなフロアがあります。そこから上の階段には雪が吹き込んで、それこそびっしりこびりついているほどでした。今日一番の難所はこの展望台の中にあった、、かもしれません。


 上がると、風が吹くたびに手がかじかむ寒さですが、眺望は素晴らしいです。
 同じ埼玉県の山では両神山が一番の存在感です。同じ埼玉県でも甲武信ヶ岳(2,475m)の存在は、よく分かりませんでした。
 およそ70km先には真っ白な浅間山。何よりも雪の量が他の山とは段違いで、遠いのにすごい迫力です。白色にも鮮やかな白とそうでない白があると思わせます。あの斜面は、雪のない時期もある時期も、特別な力を秘めているようです。そのうえこの日は、浅間山の主峰だけでなく外輪山の山並みまではっきり見えました。
 栃木県側は男体山が主役で、均整のとれた台形がつくばエクスプレスの車窓から眺めた時と同じ形なのでほっとします。
 地元の筑波山も分かりました。筑波山から丸山はどこ?と聞かれても自分には多分分からないでしょう。逆ははっきり分かります。遠くから筑波山が見えると、いつもいい山だと思います。



 (登頂:2016年2月初旬) (つづく)



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