天城山(万三郎岳(1,406m)) (つづき)
天城縦走路から外れ、「ヘビブナ 0.1km →」の標識がありました。最初見つけた時は、”ベビーブナ”、小さなブナのことかと勘違いしてしまいました。どんなブナかと、迷わず寄り道を選びます。
ヘビ(蛇)ブナと聞くと、とぐろを巻くような恐ろしいほど迫力のある樹を思い浮かべましたが、そうではなく幹がクルッと半円を描いている個性的なブナでした。どうしてこんな形になったのでしょうか?積雪で樹のかたちが変わることはあり得ます。しかし、ここ伊豆の天城山では雪が降ることはあるものの、東北や上信越のような量にはならないはずですが。一度伸びようとして、伸びるのをやめて、また伸びようと思ったという声が聞こえてくるようでした。また伸びようと思った後の背はとても高く、上の方では細かくたくさん枝分かれしていました。
葉の落ちたブナもいいですが、新緑のブナも輝かしく、紅葉のブナも最高のはずです。
あと2回同じ道を歩きたいと思いました。
(登頂:2017年4月中旬) (つづく)