光岳(2,592m) (つづき)
易老岳の頂上は、倒木と枯枝に囲まれて雑然としていました。
ここからしばらく、下り主体の稜線歩きになります。同じ森でも、急登の森より軽快な感じがします。
ところどころで樹林が途切れて眺望が開けます。目指す光岳が穏やかな頂上を見せています。
地図に「三吉ガレ」と書かれた場所に着くと、かなり下の方まで見下ろせます。今日は早朝、あの辺から始まってここまで登って来たと分かります。登るのは大変でも、見るのはあっという間だという感じがします。
ものすごい斜度の崖で、長い年月をかけ少しずつ崩壊が進んでいるようです。この地形は南アルプスならではで、北アルプスでは見たことがありません。
もともとここは池だったという雰囲気の、三吉平に出ました。
(登頂:2019年9月中旬) (つづく)