心が満ちる山歩き

美しい自然と、山に登れる健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山・街歩き・温泉・クラシック音楽‥‥

四国で最も高い山・石鎚山(1)

2021年03月12日 | 中国・四国・九州の山


石鎚山(1,982m)

 "~ At 1982m, Ishizuhi-san is known as ‘the roof of Shikoku’ and is the highest peak in western Japan.  With its name meaning ‘stone hammer mountain’, Ishizuchi is one of the Hyakumeizan, Japan's 100 Famous Mountains. Long a centre for mountain worship, Ishizuchi attracts pilgrims and climbers alike, particularly during the July and August climbing season. ~”
 『Lonely Planet/Japan』(Craig McLachlanほか・Lonely Planet Global Limited)


 ”‘the roof of Shikoku’”の石鎚山は、九州最高峰の屋久島よりも高く、四国のみならず西日本の最高峰です。
 英文旅行ガイド「Lonely Planet」では、四国の百名山二座(石鎚山と剣山)の両方がカバーされています。” With its name meaning ‘stone hammer mountain’ ”とあれば、漢字が読めなくても、石鎚という山名をそのままイメージできます。
 「~ 役小角が入山して修行した地と伝え、『梁塵秘抄』にも「聖の住所は何処何処ぞ,大峰葛城石の槌」と詠われた聖地。中腹に役小角開基と伝える山岳信仰の道場の成就社があり、江戸時代初期から各地にできた石鎚講の信者が集まる。 ~」(『日本山名事典(改訂版)』(三省堂))
 登ったのは、” during the July and August climbing season ”ではなく、GWの最中でした。
 剣山に登った翌日、大鳴門橋の真下から渦潮観光をした後、徳島から愛媛県の伊予西条駅まで、特急列車を2本乗り継いで移動しました。
 麓の西条市からは、早くも目指す山頂が見えています。鋭い山頂は存在感があります。都市から見える名山ということでは、岩手山に似ています。標高も1,982mと2,038mで近いです。岩手山は、大きな山が盛岡の街並みのすぐそこまで下りてきて、景観に溶け込んでいる気がしますが、石鎚山は溶け込むところまでは来ていません。なお高くに聳えて動かず、遠くから見守っている感じがします。
 伊予西条駅からバスとロープウェイを乗り継いで、標高1,300mの山頂成就駅まで一気に上がります。バスもロープウェイも、ゴールデンウィークらしい賑わいでした。乗り物は全部乗ってしまおうということでリフトも使い、降りた場所から10分ほどで石鎚神社の中宮成就社に着きました。
 神社を出ると、「八丁鞍部」まで100ほどを下り、そこから階段状の急登が始まります。アケボノツツジが鮮やかで、四国の山は関東とは違う雰囲気があるなと思いました。






 (登頂:2014年5月上旬) (つづく) 



2 コメント

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コメントありがとうございます。 (Alpenjapan)
2021-03-18 01:31:41
赤石 様 コメントありがとうございます。5月の暑い日でも、雪が残っていたのは意外でした。アイゼンを持ってきていなければ頂上まで登れずに帰るところでした。
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初めまして (赤石)
2021-03-15 12:37:34
石鎚山は、まだ登ったことがないのですが、
ちょっと雪のついた山肌を初めてみました。
アケボノツツジも柔らかな雰囲気で、いいかんじです。
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