筑波実験植物園は、つくばエクスプレスの終点・つくば駅から3km弱のところにあります。路線バスも出ていますが、駅近くの観光案内所ではレンタサイクルが利用できます。植物園には広場も温室もありますが、森の面積が広いのが嬉しいです。
一番奥にあるのが「冷温帯落葉広葉樹林区画」で、ブナやカエデの森に歩道が通じています。時には、自然の森と同じような甘い風も漂ってきましたが、東北の八幡平に広がる、アオモリトドマツの森で感じたものとほとんど同じでした。
炎天下で「クールミント」の鮮やかな香りを嗅いでも、全然涼しくなりませんでしたが、森の中に入ると少し気温が下がったのが分かりました。
オーストラリアのシドニー郊外で1994年に発見されたという「ウォレミア」。一見すると新種という感じはしませんが、「20世紀最大の植物発見といわれています。」というのが興味深いです。
(写真:2020年8月中旬)