尾瀬・燧裏林道~赤田代~ヨッピ吊橋~鳩待峠 ((5)のつづき)
小さな沢を幾度となく横切るのも、燧裏林道の魅力のひとつです。
四角形の三辺を遠回りするように道がついています。
しかし、シボ沢を渡る裏燧橋だけは例外で、立派な吊り橋がかかっています。
ほかの沢には水が流れているのに、ここだけは涸れているのも例外でした。沢は荒々しく、流れる時は一気に流れるのだろうと思います。積み重なった岩は、角がすべて丸く取れていました。
地図を見ると、シボ沢の源流から燧ヶ岳の頂上の間は、山の斜面が大きく崩壊しているのが分かりました。燧ヶ岳で、同じような地形はほかには見当たりませんでした。
その下流にかかっているのが裏燧橋です。名前の通りここは燧ヶ岳の裏です。
上田代の湿原から眺めた大きな平ヶ岳を、吊り橋の真ん中からもう一度見ました。
(写真:2020年7月中旬) (つづく)