心が満ちる山歩き

美しい自然と、山に登れる健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山・街歩き・温泉・クラシック音楽‥‥

八ヶ岳南部の山々へ(4) 権現岳

2020年03月28日 | 八ヶ岳


西岳(2,398m)・編笠山(2,524m)・権現岳(2,715m) (つづき)


 権現岳の山頂はすごく狭いです。小さな山名標があり、その場所には怖くてとても立てないと思ったほどです。
 編笠山と同じく、雲海の向こうの富士山が目をひきます。北側には、八ヶ岳で最も高い赤岳と3番目に高い阿弥陀岳が荒々しく迫ります。
 権現岳は見る場所によって姿の変わる山でした。西岳から眺めると凝縮された山が、編笠山や青年小屋から眺めると大きな山に変わりました。

 山頂のすぐそばに権現小屋があります。マスターは不在で、「ボッカ中です」の札が立てかけてありましたが、しばらくすると戻って来られました。
 荷物は、青年小屋から担ぎ上げることもあるし、もっと低い麓から持って上がることもあるということでした。
 歩荷の頻度はとても多そうでした。特別な出来事ではなく、日常の仕事の一部という感じでした。
 「10kgの荷物をかつげれば、20kgまでかつげる。次に、30kgをかつげるようになれば、40kgはかつげる」とのことでした。これはすごいです。
 昨日もそのおかげで、山小屋で夕食の後巨峰を味わうことができたのです。

 三ツ頭(2,580m)というユニークな名前のピークを通過して、観音平まで下りました。
 昨日、西岳から眺めたのとは反対側から、編笠山の大きな斜面に咲いた紅葉の花をもう一度味わいました。







 (登頂:2012年10月中旬) 



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