屋久島・宮之浦岳(1,936m) ((1)のつづき)
ちょうど朝6時に歩き始めました。早くも杉の古木が現れました。かの有名な縄文杉のように、1本1本に名前がついているわけではありませんが、少なくとも千年はたっていそうな巨木があちこちにあります。どの樹にも生命力を感じます。そのうえ、屋久島の杉にはほかの植物が一緒に着生しているものが多く、迫力が倍増しています。
細かいアップダウンを繰り返して、1時間ほどで最初のポイント、淀川小屋に着きました。ログハウス風の小屋で、管理人はいません。まだ朝早いのか、地形のせいか、小屋のあたりは薄暗い印象でしたが、樹林に陽が差し込む様子はなかなかのものでした。ここで朝の弁当を食べました。ご飯が柔らかく、また中には大きいオレンジが入っていました。その日の早朝に作ってもらえるのは有難いです。
(登頂:2016年4月下旬) (つづく)