虎毛山(1,433m) (つづき)
花が咲いた後の、チングルマの花穂です。秋になると種が風に乗って飛んでいきます。
午前中とは陽の当たり方が違うブナ林を、もう一度楽しみました。同じ道の往復も、まったく飽きることはありません。
歩き初めの、沢沿いの道の透明感。急な斜面に広がるヒバとブナの原生林。そして何より山頂の湿原と栗駒山の眺望。ブナやヒバは他の山に登っても見られるかもしれませんが、こんな山ならいくつあってもいいと思わせます。東北らしいアイテムがあちこちに散りばめられた山でした。今度は秋の紅葉を見に来たいと思います。
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【赤倉沢コースから虎毛山頂を往復】
車道終点(「通行止」の立て札あり)8:33 → 赤倉沢渡渉点10:10 → 倒木のオブジェ11:06 → 1,234mピーク12:15 → 虎毛山頂13:26~14:42 → 1,234mピーク15:19 → 赤倉沢渡渉点16:41 → 車道終点17:35
※どこをとっても東北に来たという感じがする、東北の山の個性を存分に楽しめる、素晴らしいコースだと思います。
赤倉沢を渡った先から、1,234mピークまではひたすら急登が続き、夏は暑さが堪えます。
登山道は、時に左右から草木が覆いかぶさったりしていましたが、踏み跡は明瞭でした。急登が終わった後の稜線歩きで、道の北側が切り立った崖になっているところがあります。慎重に歩けば問題ないと思います。その他、危険な箇所はありませんでした。沢を渡るポイント(2か所)には、両方とも木製の橋がかかっています。
赤倉沢渡渉点の手前に、「トラの滴(清水)」という水場があります。冷たい水はとても美味しかったです。急登に入ると水場はありません。
登山口までは、JR横堀駅近くの横堀温泉紫雲閣からタクシーを利用しました。運賃は7,590円でした。
(体力●●●○○ 技術●●●○○)