心が満ちる山歩き

美しい自然と、山に登れる健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山・街歩き・温泉・クラシック音楽‥‥

関東近郊スノーハイキング 秩父・丸山(1)

2016年02月09日 | 奥秩父・秩父


丸山(960m)

 2月の晴天、雪山を歩きたいと思いました。行先は八ヶ岳と迷ったものの、
 ・八ヶ岳‥‥来月でもまだ雪山は楽しめる。
 ・関東近郊‥積もっているうちに行かなければ。
 そこで関東近郊コースを選ぶことにし、池袋から秩父行き特急電車に乗って芦ヶ久保まで行きます。現地にどれくらい積もっているのか、これは行ってみないと分かりません。

 飯能を出るとだんだん山深くなってきて、沿線のあちこちに雪が見えるのもわくわくします。池袋から終点の西武秩父まで780円、特急電車を使っても1,420円しかかかりません。手軽に味わえる山の景色、車窓です。登山をしない人でも、ふらっと秩父まで出かけるだけで気分が変わるんじゃないかと思います。


 普段芦ヶ久保には特急は止まりませんが、この日は臨時停車でした。ホームはうっすら白く、駅員さんが雪かきをしていました。昨晩新しく積もったようです。駅から徒歩10分の”あしがくぼの氷柱”が観光スポットだそうです。駅前の駐車場はびっしり車で埋まっていました。
 (◆「あしがくぼの氷柱」‥横瀬町観光Webサイトへ。)


 駅からアスファルトの急坂を25分ほどこなして、登山道へ入りました。道路はたまに車が通ります。それにしても、路線バス(マイクロバス)が、大音量で歌を流しながら走って行くのには驚きました。歌詞が”~ぶこう~”と聴こえたので、ご当地ソングでしょうか?後で分かったのは、このバスは「ブコーさん号」で、歌は”武甲SUN DANCE”という名前だそうです。



 背後に武甲山が大きいです。
 麓ではセメント工場が稼働し、石灰岩が採掘されて普段は痛々しい武甲山も、雪を纏うと印象がまったく変わります。
 これは人が造ったものでもない、山でもない別の何かに思えてきました。


 登山道の入り口から15分で、あっという間にこれくらいの雪でした。この後、さらに2,3分進んだところでアイゼンをつけました。登るにつれ積雪は増えていき、頂上に着くまでアイゼンを外す必要はまったくありませんでした。

 (登頂:2016年2月上旬) (つづく)



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