心が満ちる山歩き

美しい自然と、健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山と、時にはクラシック音楽や旅行のことも。

東京で初雪と紅葉のコラボレーションを楽しむ 高尾山~小仏城山(3)

2016年12月01日 | 奥多摩・高尾・陣馬


高尾山(599m)・小仏城山(670m) (つづき)


 高尾山へのルートは完全な1本道ではなく、尾根道と巻き道に分岐しているところもあります。行きは尾根道・帰りは巻き道と使い分ければ、ただの往復ではなくなります。


 最初の巻き道に入ると、斜面にびっしり紅葉が舞い落ちていました。この日に見た紅葉では、これが一番すごかったと思います。昨日の予報(晴れのち曇り)に反して、午後になると青空が広がってきました。小仏城山から引き返してよかったと思いました。



 「これより奥高尾」の標識まで帰ってきて、もう一度もみじ台に登ることにしました。天気がいい時にこの場所で写真を撮っておきたかったからです。また、茶屋に行きたかったのもあります。こちらの紅葉はとても落ち着きがあって、奥高尾縦走路の中でも好きな場所のひとつです。甘酒を飲みながら景色を眺めていると、暖色系の葉が多いので身体まで暖かく感じるのが不思議なくらいですが、柱の温度計はちょうど10度を指していました。
 「そば店前につき焼肉はご遠慮下さい」の立て札があります。ここの雰囲気にはまったく似合いませんが、本当に肉を焼いた人が過去にいたのでしょう。


 最後に高尾山の展望台に出ると、打って変わってものすごい人出になりました。一昨日雪が降ったばかりとなれば、出足は鈍るのではとの読みは完全にはずれました。「高尾山頂」の、長方形の標識の前では、写真を撮りたい人の行列が長くできていたほどです。あっという間に退散し、4号路を下りました。北側斜面なので雪が残っているといいなという読みは、これまた外れました。終点で1号路と合流し、いつもならケーブルカーで帰るところですが、乗車待ちの列が「50分」だったので、そのまま1号路を歩いて高尾山口駅に帰ってきました。
 高尾山には何回も登っているのに、1号路を歩くのは今日が初めてでした。6号路や稲荷山コースの方が面白いと思いました。なぜなら、1号路はすべて舗装された道だったからです。


 ケーブルカー高尾山駅の近くに、「天狗焼」を売っているお店があります。中は黒豆あんで、豆のつぶがはっきりしていておいしいです。のれんには「名物」と書かれていますが、発売は2007年からなので、ずっと昔から売っているわけではありません。最近売り上げ個数が300万個を突破したとのこと、1日平均900個近くは売れているようです。
 お店の前には行列ができ、1人12個までの制限でした。店内では天狗が手際よく、どんどん焼かれていきます。「天狗焼」の焼印を入れるところでは、ラフな入れ方のものもありましたが、焼印があってもなくても味には関係ないでしょう。だいたい15分並んだので、いつもより多く8個買いました。同じように長い時間並んでも、1個だけ買う人が意外に多いなと思いました。一方、中には目いっぱい12個買う人もいました。
 早速袋の中から1つ取り出してその場で食べました。アツアツでサクサクの生地でした。


 (登頂:2016年11月下旬)



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