心が満ちる山歩き

美しい自然と、健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山と、時にはクラシック音楽や旅行のことも。

南アルプスの三千メートル峰をめぐる(7) 荒川小屋から赤石岳へ

2016年09月20日 | 中央アルプス・南アルプス


千枚岳(2,880m)・悪沢岳(3,141m)・赤石岳(3,121m)・聖岳(3,013m)
(つづき)



 荒川小屋へ続く斜面を下ります。ここは南アルプスでも随一のお花畑だそうです。9月なので百花繚乱というわけにはいきませんが、昨日見たトリカブトの他に、マツムシソウなどが咲いていました。シカの食害を防ぐためのネットが張られた場所には、扉が取り付けられていました。



 荒川小屋で昼食をいただき、今度は赤石岳へ向かいます。
 水場からは冷たい水が勢いよく出ていました。思い切り飲むと、身体が甦った気分です。


 途中の大聖寺平にはケルンが積まれ、登った荒川中岳・悪沢岳が見えます。
 雲が多くなってきたようですが、今日の天気はもっとよくないものだと思っていました。よくもってくれました。
 ここから赤石岳までの登りがきつかったです。今日は、標高3,084mの中岳からおよそ2,600mの荒川小屋まで下り、そこから再び3,120mの赤石岳まで登らなければなりません。
 ようやく頂上が見えたと思ったら、それは3,081mの小赤石岳でした。目指す赤石岳へは平坦ではなく、もう1回下って登っての道のりが待ち構えていました。まったく、一筋縄ではいかない複雑な山だと思いました。



 (登頂:2016年9月上旬) (つづく)



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