尾瀬沼・尾瀬ヶ原
尾瀬といえば、まず思い浮かぶのがミズバショウです。しかし、尾瀬で水芭蕉が咲いているのを見たことがありませんでした。
2016年の冬は暖冬で雪不足でした。5月に入り、湿原に雪はほとんどなくなり、早くも水芭蕉が咲いていると聞いて出かけてきました。その通り、水芭蕉は満開でした。そして、週末だというのに尾瀬沼はとても静かでした。いつもの年より1ヶ月も早く咲いているという情報は、ほとんど広まっていなかったようなのです。花は満開、空は青空、そして人はほとんどいない、奇跡のような尾瀬を満喫することができました。
雪解けから間もない尾瀬の湿原は緑色の部分が少なく、眠りから覚めたばかりといったところでした。その中で咲いているミズバショウは1つ1つに主張がありました。遠くから見ても花が咲いているのがよく分かります。群落のところではほのかな匂いまで漂ってきました。
(撮影:2016年5月中旬) (つづく)