(2008年5月10日 串本)
この白い房は産みつけられて間がないアオリイカの卵です。
(2008年5月10日 串本)
卵嚢を産卵床に産みつけるメスを、上から体の大きなオスが見守ります。
他のオスが邪魔をすることもあります。
(2008年5月10日 串本)
昨年、串本に通い、観察・撮影したアオリイカの産卵の様子です。
昨年、アップできなかったのは、産卵の様子を捉えた動画をWeb上にアップできなかったのと、
最後の最後に撮りたかった映像が取れずじまいだったからです。
海の温度によって産卵時期にも差がでますが、この場所での産卵は終わり
今は卵もほとんど孵化してしまっていると思います。
(2008年5月11日 串本)
(2008年5月11日 串本)
オスとメス
(2008年5月24日 串本)
白かった卵嚢も、だんだんと藻が付き茶色くなり、嚢を破って広い海に飛び出す日も近くなります。
これらの卵の周りには、出た瞬間を食べてやろうとねらって様々な魚が集まります。
産まれ出たその時から、厳しい海の生存競争が始まります、
写真がわかりにくくて申し訳ないのですが、
卵嚢の中のひとつひとつの袋の中には、1cm程度の小さなアオリイカの赤ちゃんが泳いでいる様子が見れます。
この後、少し体の大きくなったアオリイカの子どもの群れを海で見かけるようになります。
まず、最初の生存競争に生き残った子どもたちです。
12月中旬には体長80~210mm程度にまで成長し、獰猛なハンターに育ちます。
そして、次の5月には産卵期を迎え、再び接岸を開始し、
数回の交接・産卵を行った後、1年の生涯を終えます。