The Society of Alternative Medicine from 1987/代替医療学会

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食道がん、陽子線治療から再発

2015-06-04 18:02:44 | がん

「なかにし礼」の画像検索結果

なかにし礼

聞き慣れない「陽子線治療」の病院に朝一番で電話した。食道がんはこの治療の適用対象に明記されていなかったが、面談した主治医は「完治をめざしましょう」と言ってくれた。

 まず、心臓病の主治医の病院と連携して抗がん剤治療を行い、食道の腫瘍を半分に縮めた。この後の陽子線治療は1回30分。初めの25分は食道の動きなどの計測が行われ、最後の5分間、患部に陽子線が照射された。これを6週間で計30回。

 全工程が終わり、1か月後の検査で腫瘍が消えたのが確認された。2012年秋、半年ぶりに仕事を再開、コメンテーターを務めるテレビ番組にも復帰した。

 「夢の治療」といわれるが、実施施設は全国で約10施設。普及しないのは理由がある。医療機器が1基約80億円で、健康保険の対象にならない先進医療のため、患者の自己負担が約300万円かかる。欧米ではこの倍近い負担だという。

 「多くの人が高いと言うが、自分の命に値段をつける気にはなれない。この治療を早く健保適用にして、実施病院を増やすよう、国が努力すべきです」

 がんから生還し、我が国の行く末がいっそう気になってきた。言うべきこと、書き残すべきことを、きちんと次の世に伝えていこうと誓っている。

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=101575&from=yh

 

レギュラー出演しているラジオ番組で6日、食道がんが再発したことを明らかにした作家で作詞家、なかにし礼氏(76)。番組では「私の健闘を見守ってください」と、ファンにメッセージを送った。今回は背中を大きく切る手術に踏み切ったが、一部切除できなかった部分もあり、今後の治療に期待がかかる。当面は活動を休止し、治療に専念する。

 「恐れていたがんが再発しまして…手術をいたしました」。なかにし氏はこの日、パーソナリティーを務める文化放送の音楽番組「なかにし礼『明日への風』」(金曜午後7時半)のラストでこう告白した。

 関係者によると、1月下旬、3カ月に1度受けている定期検診で、食道の横のリンパ節にがんの再発が見つかり、東京都内の病院に入院。心臓への負担を抑えるため、手術時間を最大4時間とし先月25日に切除手術を行った。

 日刊スポーツによると、当初は体に負担の少ない胸腔鏡手術を予定していたが、がんのある部分を考慮して、背中を約25センチも切る手術に変更したという。しかし、時間制限のため、一部のがんは取り切れなかった。

 なかにし氏は2012年2月、最初に食道がんが見つかった際、持病の心筋梗塞への影響を避けるため、病巣のみに効く陽子線治療を受けた。その結果、がんは消滅。約7カ月後にはテレビのコメンテーターとして復帰していた。

 この日の放送は、いつもの歯切れの良さはなかった。手術後の今月4日に収録されたもので、声も出しにくそうで弱々しいが、「手術はしたけれど、生きて帰ってまいりました。一日も早く番組に復帰したい。どうぞ私の健闘を見守ってください」と復帰への思いを込めた。

 関係者も「退院はいつになるか分かりません。前回と同じく本人は治療に専念すると思います」と語っており、同番組出演を当面見合わせるなど活動を休止する。

http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20150307/enn1503071700017-n1.htm


大腸がん

2015-06-04 16:32:10 | がん

俳優の今井雅之さん(54)が末期の大腸がんであることを告白してから、わずか1カ月。復帰に意欲を見せていただけに、今井さんの訃報の衝撃は大きい。大腸がんは、日本人男性の11人に1人がかかるといわれる身近ながん。初期はほとんど症状が出ないだけに、医師からは早期発見の大切さを訴える声が上がっている。

 ■自覚症状出ず

 大腸がんは、大腸の内側の表面にある粘膜に発生する。食の欧米化などにより近年増加傾向にある。国立がん研究センターの平成23年のがん登録データから推計すると、生涯で大腸がんに罹患(りかん)する確率は男性が11人に1人、女性が14人に1人だ。

 がん研有明病院消化器センター大腸外科部長の上野雅資医師は「年齢が高いほど罹患しやすい」と指摘する。40代後半から増加し、がん研有明病院で手術を受ける人の平均年齢は60代前半だという。

 大腸がんになると、便に血がついたり便秘になったりするほか、腹痛などの症状が表れるが、初期にはほとんど自覚症状が出ない。症状の表れ方はがんができた場所によって異なる。肛門から遠い場所にできると、症状が表れづらい。

 大腸がんの進行度は、がんが大腸の壁に入り込んでいる程度と、リンパ節や肝臓などほかの臓器の転移などから判断する。ステージIからIVまでの4段階ある。症状が出るのは、ステージII以降が多い。

 今井さんは昨年の11月に病院で、検査を受けたところ、ステージIVの大腸がんだと診断されたという。切除手術を受けた後、抗がん剤治療を受けていると会見で明かしていた。

ほかの臓器への転移が見られるステージIVだと、同病院での5年生存率は、3割程度とされているが、転移の数が限られている場合などは、治癒する可能性はあるという。

 転移する場合には、肝臓や肺が多い。大腸がんは進行が遅く、早期から転移が進むことはないため、上野医師は「早期に発見できればほとんどの場合、治癒できる」話す。

 ■40歳以上は定期的に

 大腸がんが疑われる場合には、消化器科を受診する。診断には、内視鏡を入れて大腸内を観察する「内視鏡検査」が行われる。がんと疑われる場合には、病変の一部を採取し、病理検査で組織を調べる。

 早期発見に有効なのは、大腸がん健診の「便潜血検査」だ。便のなかに混ざっている血液を検出する。無料で受けられる自治体もある。上野医師は「早期発見のためにも40歳以上は潜血検査を受けてほしい」と話す。

 ■再度、受診を

 今井さんの場合は、異変を感じた昨年夏頃に、都内の病院を受診し「腸の風邪と」と言われたという。

 大腸がんなど、消化器疾患に詳しい神奈川県横須賀市の診療所「マールクリニック横須賀」院長の水野靖大医師は「『おなかが痛い』などと受診する患者の多くは、風邪などによる急性胃腸炎で数日でよくなる。その中には一部には、がんが含まれるが全員に、内視鏡やバリウムを使ったがんの検査を勧めることは難しいのが実情」と明かす。

 「薬を飲んで4~5日しても治らない場合は、検査のために必ず再度、受診してほしい。痛みが出ている大腸がんでも、治療により克服できるケースも多い」と水野医師。

 今井さんについては「がんの痛みは強い。4月の会見もつらそうだった。最期の最期まで、ぎりぎりまで頑張られたのだと思う」と推測した。

http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/150528/lif15052814280005-n1.html

http://kokoshun.com/?p=1082