The Society of Alternative Medicine from 1987/代替医療学会

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喉頭がん

2015-06-15 23:44:24 | 薬害

声帯がん治療のため療養していた音楽プロデューサー・つんく♂さん(46)が4日、母校・近畿大学の入学式にサプライズで登場し、10月にがんが再発し「声帯の摘出」手術を受けていたことを告白し話題になっています。その後、声を取り戻すために「食道発声法」の習得に取り組んでいることが5日、分かりました。周囲には「なんとしても、もう一度自分の声で言葉を発したい」と伝えているそう。「喉頭がん」から声帯摘出、そして食道発声法までの流れを詳しくご説明していきましょう。

 

「声を捨て、生きる道選んだ」に静まる会場

「なぜ、今、私は声にして祝辞を読みあげることが出来ないのか…それは、私が声帯を摘出したからです」、スクリーンに映し出されたメッセージに静まり返る会場。そして「一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました」と告白。

つんく♂さんは、1988年12月にシャ乱Qを結成。1992年にメジャーデビューするも、その後はプロデュースなどを行いシャ乱Qの活動は休止。活動を再開した翌年の2007年に、喉に原因不明の病を抱え、高音が出にくくなっていることを告白していました。つんく♂さんを襲った「喉頭がん」とはどんな病気なのでしょうか?なぜ、声帯を摘出しなければならなかったのでしょうか?

 

喫煙者に急増している「喉頭がん」とは?

肺がんと並んで喫煙歴と高い相関があるがんが「喉頭がん」です。日本では外国ほど多くはありませんが、10年前と比較して徐々に増加してきています。とくに女性で増加しており、これは女性の喫煙率の増加と相関があると考えられています。

また、喫煙歴のない罹患者も少数いますが、この場合は食生活の欧米化に伴って胃食道逆流症が増えていることも原因であると考えられています。

症状の現れ方は、がんが声帯に発生した場合は、声がれで発症し、比較的早期に発見されることもあります。しかし、声帯より上方もしくは下方にがんがある場合、必ずしも声の症状を呈してこないので、時に無症状のまま腫瘍が増大し、気道狭窄(きょうさく)、嚥下(えんげ)困難などの症状で発見される場合もあります。

 

「喉頭がん」の中でも早期発見が難しい「声門下癌」その治療法とは?

癌の中でも早期発見と早期治療が比較的容易な喉頭がんですが、ほかの癌と同じく、治療をしても再発する可能性があります。放射線治療のあとの再発は、喉頭の部分摘出手術により、声を失わずにすみます。
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図:咽頭と喉頭の構造

 

喉頭を全摘出手術すれば、確実に再発を防ぐように処置できますが、 残念ながら声は失われてしまいます。 喉頭がん治療のあとは、再発してもすぐに対処できるように、 手術後5年間は定期的に検診を受けることが大切です。
喉頭がんは発症する部位により「声門癌」、「声門上癌」、「声門下癌」の3つに分けられます。声門癌、声門上癌では、進行によって喉頭全摘出術を行います。喉頭がんで気をつけたいのが、声門下癌です。 声門下癌は、声門癌と声門上癌と比べると、初期病状が分りにくく、早期発見が難しいとされています。 気付いたときには、進行している場合があるため、喉頭の全摘出の患者割合が高いのが特徴です。

 

そして、声帯を摘出した後、自分の声で言葉を発する場合、機械を喉に当て、比較的簡単に音声を発することができる「電気式人工喉頭」と「食道発声法」の訓練を行うことで自分の声で発声する方法があります。今回、つんく♂さんは、機械には頼りたくないと「食道発声法」を選択。これは、肺でなく胃にためた吸気を逆流させ、食道の一部を振動させるもの。一般的には早ければ1年ほどで声を発することができるようになります。習熟度を上げれば、元の歌声は望めないまでも再び歌うことも可能だということです。つんく♂さんの周囲によれば、すでに食道発声法を研究する団体のもとで、先日リハビリを開始しているようです。

http://mocosuku.com/2015040611802/?type=prev


肺がん

2015-06-15 23:41:51 | がん

『出没!アド街ック天国』など人気テレビ・ラジオ番組の司会を長年務めるなど、「キンキン」の愛称でお茶の間に親しまれ幅広いジャンルで活躍した俳優でタレントの愛川欽也さん(本名・井川敏明=いがわ・としあき)さん(80歳)が亡くなっていたことが分かりました。妻はタレントのうつみ宮土理(みどり)さん。

 

愛川さんを襲った肺がんとは?

愛川さんの訃報は「15日、肺がんで亡くなりました」と、親しい関係者には伝えられていたそうです。
愛川さんは長年肺がんを患い、脊髄まで転移していたといいます。愛川さんを襲った「肺がん」についてご説明していきたいと思います。

 

肺がんは肺の気管、気管支、肺胞の一部の細胞が何らかの原因によってがん化したものをいいます。肺がんは進行するにつれて周りの組織を破壊しながら増殖し、血液やリンパの流れにのって広がっていきます。肺がんは喫煙者に多くみられますが、たばこを吸わない人でも発症することがあります。周囲に流れるたばこの煙を吸う受動喫煙により発症リスクが高まることもわかっています。

 

近年、肺がんは日本人のがんによる死亡原因のトップとなりましたが、まだまだ増加傾向にあるようです。

 

肺がんは喫煙と深い関係!?

欧米では、喫煙者の肺がんリスクは、非喫煙者の20倍以上とされていますが、2008年の日本人を対象とした研究では、喫煙者の肺がんリスクは男性で4.8倍、女性で3.9倍という結果が出ています。
肺がんは、大きく2つに分けられます。

小細胞肺がん

小細胞肺がんは、肺がんの約15〜20%を占め、増殖が速く、脳・リンパ節・肝臓・副腎・骨などに転移しやすく悪性度の高いがんです。しかし、非小細胞肺がんよりも抗がん剤や放射線治療の効果が得られやすいといわれています。

 

非小細胞肺がん

非小細胞肺がんは、肺がんの約80〜85%を占めています。腺がん、扁平(へんぺい)上皮がん、大細胞がんなど、多くの異なる組織型があり、発生しやすい部位、進行形式と速度、症状はそれぞれ異なります。いずれの場合も化学療法や放射線治療で効果が得られにくく、手術を中心とした治療が行われます。

愛川さんの肺がんは、一部報道で脊髄にまで転移していたと報じられていました。

 

肺がんの検診と予防法とは?

肺がんの予防には禁煙が最も重要ですが、定期的に検診を受けて早期発見を心がけることも大切です。

 

肺がんの検診方法とされているのは「胸部X線検査」です。さらに喫煙者の場合には「胸部X線検査」と「喀痰細胞診(かくたんさいぼうしん)」を組み合わせて検査します。この場合、喫煙者とは喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が 400本、または600本以上の人が対象となります。

 

1995年の番組開始から司会を務めたテレビ東京系『出没!アド街ック天国』では昨年9月、「世界最高齢の情報番組司会者」としてギネス世界記録に認定されましたが、今年3月の放送1000回を機に司会を降板していました。

 

最後まで仕事を続けた「キンキン」の訃報に、ネット上でも、
「この間まで、テレビにでていたのに…、残念です。笑顔わすれません」
「1000回までご苦労様でした!」
「アド街での存在感と軽妙なトークが忘れられません」
と多くの追悼コメントが寄せられています。

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小細胞肺がん

2015-06-15 21:18:44 | がん

世界で年間約140万人が死亡-。
肺がんは、すべてのガンのうちで、もっとも死亡率が高く、かかりやすいガンです。

 

小細胞肺がんは、悪性度が高い

そのうち小細胞肺がんは、肺がんの約15%を占め、世界中で約18万人の新規患者が確認されています。

 
特に、体の他の部分までがんが広がっている段階の進展型小細胞肺がんは、極めて悪性度が高く、いまだに有効な治療法が確立されていません。

 

がん細胞を殺傷する治療が

ところが、このたび東京大学医学部附属病院の百瀬敏光准教授ら、同大学先端科学技術研究センターの教授たちからなる研究グループは、放射性同位元素で標識した「がん細胞にのみ結合する抗体」を開発し、本抗体を、小細胞肺がんを移植したマウスに投与したところ、がん細胞を殺傷し、腫瘤を著明に縮小させる効果があることを明らかにしました。

http://mocosuku.com/2015061414361/?type=prev


2015-06-15 20:58:04 | 健康

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015が開幕しました。毎回なでしこジャパンが繰り広げる劇的でスリリングな試合展開に、日本のファンもドキドキしますが、必死で頑張る彼女たちの魅力は、なんといっても笑顔ではないでしょうか。勝利にこだわることはもとより、ゲームを楽しむことを大切にしている彼女たち。ぜひW杯を再び手にしてほしいものですね。

ところで、サッカー選手は大量に汗をかいていますよね。玉のような汗が流れるその肌をみると、どの選手もとてもキレイなことがわかります。サッカー選手のみならず、運動選手は肌がきれいな人が多いですよね。大汗をかくことは肌にいいのでしょうか。前半部【その1】では、汗の役割、美肌との関係をご紹介します。

 

汗の役割とは

人間は身体を動かすことでエネルギーを消費する「エネルギー代謝」を行っていますが、その時に熱を発生します。熱は体温を上昇させますが、その熱から身体を守るのが汗の役割です。汗が蒸発するとき気化熱がでますが、これを利用して体温を下げます。

 

また、汗をかくことで皮膚の角質層に水分を補給して、潤いを与え、肌のバリア機能を高めてくれます。

 

2つの汗

汗には2種類あります。
1つは、目に見える汗、流れる汗、玉のような汗です。
もう1つは、不感蒸泄(ふかんじょうせつ)をしている汗です。不感蒸泄とは、私たちが感じることなく、気道や皮膚から蒸発している水分です。

 

不感蒸泄の汗は、肌の角質層の大切な働きで、肌の柔軟さや滑らかさを保つための汗です。これがなければ、肌は乾いたカサカサの状態で、キメの荒い肌になり、さまざまな肌トラブルに悩むことになります。

 

汗は、肌にとってプラス面もマイナス面もある

汗を分泌する腺には、エクリン腺とアポクリン腺があります。通常、汗とはエクリン腺から出たものをいい、99%以上が水です。他に含まれている成分は微量で無臭なのですが、皮膚表面の垢や皮脂と混ざって、細菌が繁殖して臭いが発生します。このように、汗は私たちにとっていい面もあれば悪い面もあります。

 

肌にプラスに働く機能

汗は99%以上が水、他には塩化ナトリウム、尿酸、乳酸などの微量成分が含まれています。健康的な肌は、皮脂腺から分泌される油分である皮脂と汗が混ざりあって、天然のクリームのように皮膚表面に広がって、肌の乾燥を防いだり、外的刺激から肌を保護したりします(加齢とともに汗も皮脂もその分泌量は減ってきますので、肌老化の原因の一つとなります)。

 

また、健康な皮膚のpHは弱酸性といわれますが、皮膚表面は酸性に保たれることにより、皮膚に害を及ぼす細菌などの繁殖を抑えているのです。汗に含まれる乳酸の量も関係しています。

 

マイナスに働く機能

汗の影響で肌が乾燥しやすくなったり、トラブルが生じやすくなったりする場合があります。汗は弱酸性ですが、汗をかいた後、そのまま放置しているとアルカリ性にかわり、皮膚表面が中和されてしまい、細菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。

 

また、汗で湿った肌は、空気中のチリやホコリなど、さまざまな浮遊物が付着しやすい状態になります。皮膚表面で細菌を抑える力が弱まって、そこに外部の異物が付着すると、肌荒れというトラブルが発生しやすくなります。

 

夏場は外を歩いているだけでも汗が出てきますね。汗をかきたくない、という女性も多いと思いますが、汗の性質をよく理解すれば、肌ケアに活用できるのです。

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015が開幕しました。毎回なでしこジャパンが繰り広げる劇的でスリリングな試合展開に、日本のファンもドキドキしますが、必死で頑張る彼女たちの魅力は、なんといっても笑顔ではないでしょうか。勝利にこだわることはもとより、ゲームを楽しむことを大切にしている彼女たち。ぜひW杯を再び手にしてほしいものですね。
ところで、サッカー選手は大量に汗をかいていますよね。玉のような汗が流れるその肌をみると、どの選手もとてもキレイなことがわかります。サッカー選手のみならず、運動選手は肌がきれいな人が多いですよね。大汗をかくことは肌にいいのでしょうか。前半部【その1】では、「汗」の役割など、さまざまなことを述べてきました。後半部【その2】では、汗が肌をきれいにする理由や方法をご紹介します。

 

うるおい肌には角質層が大事な役割を果たす

角質層は、厚さ0.02mmで、薄い角質細胞が層状に10枚~20枚ほど重なって形成されています。角質細胞と角質細胞の間には、セラミドなどの細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)などの保湿成分が存在し、規則正しい層構成を形成すれば、保湿機能やバリア機能を維持してくれます。

 

肌のうるおいを保つのは、この角質層です。角質層が水分を保持してくれていれば、バリア機能も正常に働いて肌トラブルも起こりにくくなります。また、見た目にも滑らかでキメの細かい肌状態になるのです。

 

「体を動かして」出る汗がポイント

サウナや岩盤浴でてっとり早く大量の汗をかけば、老廃物が出て新陳代謝も上がるだろう、と考えがちですが、このような汗の出し方では、老廃物は体の外には出てくれません。かえって、水分やミネラルが出ていき、体力を奪われる結果になります。

 

またこうして出された大量の汗は、肌の保湿機能やバリア機能を低下させてしまうこともあります。大量の汗が皮膚表面にどんどん出てくると、皮膚表面を潤すとともに、角質層にも大量に汗が吸収され、一時的に角質層が汗による水分で、ふやけた状態になってしまいます。

 

その結果、水分が蒸散した後、角質層の層構造が乱れ、保湿機能やバリア機能が低下してしまい、乾燥しやすくトラブルも起こりやすい肌の状態になります。

 

上手な汗の出し方は、運動を行って皮脂腺も活発にして、毛穴に詰まった老廃物も汗と一緒に排出することです。ただ、暑いところでじっとして汗をかいているよりも、身体を動かした方が代謝もあがりますし、皮脂腺が活発になります。

 

皮脂は水分保持のバリア機能となるので、汗をかいても角質内の水分が一緒に蒸発してしまうこともなく、うるおいをそのまま肌に残してくれます。運動しながら汗をかくことで初めて肌にいい効果が現れるのです。運動選手の肌がきれいな理由はこれですね。

 

汗をかく機会がない人は要注意

皮脂と汗が混ざって排出されるものには、肌の老化を進めてしまう毒性の強いヒドロキシラジカルという活性酸素が含まれています。

 

あまり汗をかかずにヒドロキシラジカルが肌に溜まっていると、分解されない状態のまま残ります。これが、肌の老化をスピードアップさせ、乾燥、シミ、しわ、などを増やしてしまうのです。

 

ヒドロキシラジカルを有効に排出する汗のかき方は、やはり適度な運動をすることなのです。運動をすることで皮脂腺と汗腺が活発になり、活性酸素も排出され、皮脂が肌にバリアを作ってくれます。

 

暑いからといって少しも体も動かさず、クーラーのきいた部屋にとどまっている人は注意が必要ですね。

 

自分にあった運動から

さきほども書きましたが、サウナや岩盤浴で一気にどっと汗をかくのではなく、運動をして身体が温まって内側からじんわりにじみでるような感覚の汗が、肌の活性化と乾燥を防ぐポイントです。

 

ただし、普段運動をしていない人が、激しい運動をしても疲れてしまい長続きしません。ウオーキングやランニングなど、毎日少しずつでも続けられ、じっくり効いてきそうな運動からスタートすることがおすすめです。

 

汗をかいたらこまめなケアが大切!

じんわりでも汗をかいたら、すぐに吸水性のよいタオルでふき取ることが大切です。肌をこすってしまうとせっかくできた皮脂バリアを壊してしまうことになりますので、こすらずトントンと押さえるように拭きます。

 

肌の汗を放置していると、ミネラル分や老廃物でかえって細菌が繁殖しやすくなります。

 

また運動中はこまめに水分補給をしましょう。ミネラル分の入ったスポーツドリングがおすすめです。運動をして汗をかいているときは、体内は常に水分不足状態です。脱水症状を起こすことがあるため、夏場はとくに「のどが渇いたな」と感じる前に、早めの補給が必要です。

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