皆様、おはようございます。
初秋のような涼やかな、やや寒い朝を迎えております。
外の気温は既に上がっているでしょうか。
私はこの病棟の窓から見える風景に和んでおります。
観光パンフレットに掲載される目の覚めるような風景という訳ではありません。
県庁所在地に隣接する町ではありますが都会でもなく
山並みと空と雲が
朝に夕に多彩に色や形を変えるのが珍しくもあり和みでもあり
そして想像を掻き立てるという、いくら眺めても飽きない風景なのです。
朝日が昇り始めると目の前にある別棟のベランダの影が
真横に長~く伸びて傍の壁にうつります。
ベランダの実際の幅よりも遥かに長く
しかも真横に伸びる影は私の中ではかなり珍しい。
そして右側に刻々と山が形を表します。
太陽はここから直接は見えませんが
光が増すに連れ、
夜は平面に見えた山が徐々に色を変え、山や谷、稜線がはっきりとしてきます。
暗く深い緑から煌めくような若い緑まで
山の色って本当に多色。
その山並みの中ほどにある なだらかな稜線の向こうから
山を越えようとして超えられない?あるいは頂上に乗っかっている?雲。
毎日必ず朝夕に見られます。
けばけばと薄く広がる綿のような雲、入道雲、細く横に流れる雲、等々。
教科書に出てくるような様々な雲が
重なったり離れたり、朝夕には南北の一部の雲が茜に染まる。
あの山の向こうはどんな地形なんだろう。
深い山が続くのか、畑地や人里が広がるのか
今日は地図を探索して時間を費やそう。
今朝、窓越しにこの風景をスマホに収める人を見かけました。
朝夕の一幅の絵画。
これを美しいと思う人が他にもいるようです。
でも
地元の人には日常に溶け込む普通の朝かもしれませんね。