『アイアンシェフ』脇屋友詞シェフ魅せてくれますねぇ。

2012-11-30 20:35:12 | Weblog
どれほどの引き出しがあるのか?

モダンチャイニーズの旗手

脇屋さんのテクニック・技量や感性(発想・創造性)に毎回感服です!

あのパフォーマンスは一日にしてならず
限りない探究心と努力の賜物と敬意の念すら覚えます。

『アイアンシェフ』が放送開始され
見逃してしまった回もあるんだけど

たまたま脇屋シェフが対戦する回は
すべて生で観ることができました。

今日の放送(対戦)で3回目。テーマは「じゃがいも」。

結果は(毎回だけど)5人の審査員すべてが脇屋シェフに
高得点(多くは満点)を入れいつもストレート勝ち!

もうこの人に勝(まさる)人は日本にはいないんじゃないかと
アマルは思うんよ。(中華料理のジャンルでね)

ここまで来ると、いつ脇屋シェフを打ち負かす挑戦者が
現れるか、それが視聴者の期待につながって来るね。

だから番組制作側も脇屋シェフにとって不利な(中華料理ではなじみのない)
食材を取り上げ(挑戦者には有利な食材とし)対戦させる回が
今後たびたび現れるんじゃないかな?

でもあの脇屋シェフなら(豊富なレシピ・経験の中から)うまく切り抜け
素晴らしい創作料理を見せてくれるような気がする。

かつて初代フレンチの鉄人・石鍋裕シェフが大根をテーマに対戦したとき、
「大根のステーキ」といった当時の常識では考えられない創造的な一品を作り出し
皆を感動させたように、
脇屋シェフも日本の料理界に(イヤッ、もはや世界の料理界かも)
センセ-ショナルな品を作り出してくれるかもしれないな。

初代和の鉄人・道場六三郎さんも日本料理界ではかつて長く異端児扱いされていたけど
食の創造性に魅力を感じる(新たな味覚の追求に皆が魅力を感じ始める)時代になると
いつしか時代の寵児になってしまった。


しかし、番組を観て感じるのは
今の時代、審査員の(視聴者も含めて)味覚や食の経験値が相当高くなっているので
そういった人たちに食で新たな感動を与えるためには
登場する料理人は、味覚・嗅覚・視覚・聴覚・食感(触覚)など五感に配慮しながら
美味しくて見た目に美しい(食べるのがもったいないようなデザイン性含)のは当たり前で
これまでにないより創造的な独自性(オリジナリティ)の技量が求められ
審査員(&視聴者)に未体験の食の喜びをもたらせるものがないと
誰からも高評価は得られないということ。

そして単に高級食材をふんだんに使ったデコレートや組み合わせただけの
どこか見せかけのものは評価が低いよね。
観ていて感じるのは、食べる人の魂を揺さぶるような料理、日本人の血潮や郷愁を
刺激するようなドーンとしっかりした料理、そういったものはグルメ料理に勝る評価がある
気がする。脇屋シェフの創作物の中には(中華でも)それがある。


伝統料理は伝統料理で素晴らしいものではあるけれど、
伝統の美味しさだけで歩み(挑戦)を止めている料理人、
過去に先人たちがもたらした発想(味覚等)を越えられない料理人は
この番組ではほとんど評価はされないということなんだね。

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