日本になぜ多くの韓国人・朝鮮人が住むようになったのか？

日本の歴史（近代史）の教育の中でまったくといっていいほど触れられない
日朝の歴史。

忌まわしい過去（日本人が犯した非道行為）をあえてここで細かくカキコすることは
避けたいと思います。

しかし、日本が朝鮮にしかけたこと（秀吉の時代は割愛）
特に明治以降、日本（大日本帝国）が朝鮮（大韓帝国）を領有しはじめたころから
朝鮮人が日本に多く渡ってくるようになるのでその辺からカキコしようかな。

明治初頭（19世紀後半）朝鮮人の渡日は、一時滞在の出稼ぎで、家族を呼び寄せたり
日本で家庭を持つようなことはありませんでした。

1875年（明治8年）鎖国的な朝鮮に対して日朝外交問題の打開を企図した
江華島事件が起こり、日朝の条約交渉として日朝修好条規が結ばれます。
この条規のなかに朝鮮人渡日の大きな枠組みがつくられました。

それから35年、1910年（明治43年）の韓国併合条約以降、朝鮮人の渡日が急速に
増大していきます。
韓国併合（韓国による呼称は韓日併合や日政時代・日本植民地時代などとしている）により
日本が朝鮮半島を植民地にし、朝鮮に朝鮮総督府を接地。
朝鮮総督府が9年かけて行った土地調査事業の実施の過程で、零細自作農民は
土地を取り上げられたり、小作人になったとしても小作料の高騰から大量に離村者もでたりで、
職を失った朝鮮人たちは職を求めて日本に渡ってきました。

記録によると、1910年当時、日本での朝鮮人は800人程度でしたが、
1940年(昭和15年)には120万人近くまで増加しています。

昭和16年・太平洋戦争が勃発すると、日本国内の労働力不足を補うために最初は自由募集の形で
朝鮮人労働者を募っていましたが、戦争が激化するにつれ国民徴用令に基づき
植民地であった朝鮮から強制連行という形で朝鮮人が連れて来られました。

この「強制連行」というショッキングな言葉があるんだけど
この内容が日本政府の調査や在日韓国人の調査では強制連行（徴兵・徴用）によって
日本に住み着く原因となった朝鮮人は意外と少なく、在日1世・調査回答1万1千人のうち
徴兵・徴用が直接原因という回答は全体の1割強で、渡日定住の主な理由は経済的な理由
（調査全体の4割）とされているんだ。

でもって戦争終結時（昭和20年）には朝鮮人の数は200万人以上まで増加してました。

終戦後、朝鮮半島は日本から独立し、3/4の朝鮮人は帰国したけど
祖国に家族（身寄り）や生活の基盤を失ったっため帰国できない人たちも多くいたわけで...。

はたして戦時中の「強制連行」によって韓国人・朝鮮人が日本に多く住み着くことになったと
言ってよいものか、「自主的に日本に来たわけではない。連れて来られた」とかいう
一部の朝鮮人の声をすべての在日（1世）の声としてとらえるのは正しくないところがあります。


まずはここまで。

日本に多くの韓国・朝鮮人が住むようになった経緯をカキコしてみました。

若い人の中には初めて知ったという人もいるでしょうね。

韓流・韓流という前に

日本人がしてきたこと知っておかなきゃね。


次は在日（コリアン）の人権や通名について触れようかな？

じきに明るい話題もカキコしましゅからね。



危機の男