当時 ソーホー地区では
道路に面して
店頭に風呂屋の番台のような小高いボックスを作り
綺麗な女の子が2人ぐらい入って
道行く男たちに向かって呼び込みをする店が数軒あった。
その網にまんまとひっかかったのが若き日のアマル青年
(遊びの世界をまだまだ知らないヒヨっこでした)
(ここからしばし英訳会話で)
呼び込みの女の子
「ハ~イ お兄さん。飲んでいかない?安くしておくよ!」
アマル青年は女の子にスマイルをしてすんなり入ってしまった。
呼び込みの女の子のボックスの横を通り抜けると
正面に観音開きの木製のスプリングドアがあり、そこを押し入った。
入るとさらに中には厚手で重い引き戸(映画館にある防音扉風)があり、それを引き開け中に入った。
入っていきなり正面に 映画館にあるような巨大スクリーンが目に飛び込んできた(見るからに元映画館のつくり、天井は高く、客席は取り払われて、中央の通路はなだらかな階段が残されている)
そこではポルノ映画が上映されていた。
館内?室内はやや薄暗めだが、歩くには不自由しない明るさだ。
数歩さらに店内に踏み入ったところで
お客らしき姿がどこにもいないのが見て取れた。しかし、館内の中程の一角に男女の一群が座り談話していた。男3人、ホステスとわかるケバいおねーちゃんが5人。
私が入ってきたことに気づいた彼らは、蜘蛛の子を散らすように店内に散らばって、2人のフェロモンムンムンのケバいホステスが近づいてきた。
「ハ~イッ!いらっしゃいこちらへどうぞぉ~ッ」
(色っぽい声だ)
2人のホステスの後について、室内(館内)の中央にある大きく横広のソファーに案内された。
上映中のポルノ映画を真っ正面から見るにはベストポジションの席だ。
席に着くと、2人のホステスは私を両サイドから挟むようにして座った。
左手に座った女はヒスパニック系で浅黒く、右手の女は白人だが黒髪に派手な化粧をしていた。
「いらっしゃ~い。中国の人?」
「いや、日本人だよ」
「お仕事で来たの?それとも観光?」
「両方かな?(笑)」
そうこうしているうちに、さっきの一群の中にいた男の1人がオードブルを盛った小皿を持ってきて正面のテーブルにおいた。
すると左手のホステスが
「何か飲みます?」
「ビールもらおうかなッ」
「はい。じゃボーイさん、こちらにビールね」
「私たちも何かいただいていいかしら?」
(ちょっと警戒したが)
「いいよ。何か飲みなよ!」
(この安請け合いがあとで大変なことに...)
「じゃ私は**。(右手の子)私は**で」
とボーイに伝えた。
ほどなくしてビールとカクテル2つが運ばれてきた。
そして、よく話しかけてくる左手の子から
「乾杯しましょッ。ハイ、かんぱ~い!」
(なんか他に客がいなくて寂しいけれど このおねーちゃんたちがいるから「まッいっか」と自分にいいきかせてのどを潤していたところ)
「お客さん、ビールの他に何か飲む?」
「お値段はこれぐらいだけどいいかしら?」
といって飲み物とつまみの品書きのある手書きのメニューリストを(真顔で)見せてくれた。
(「ウッ絶句した」)
(つづく)
*画像はソーホー地区のヌードクラブ(英国FreeFoto提供)
道路に面して
店頭に風呂屋の番台のような小高いボックスを作り
綺麗な女の子が2人ぐらい入って
道行く男たちに向かって呼び込みをする店が数軒あった。
その網にまんまとひっかかったのが若き日のアマル青年
(遊びの世界をまだまだ知らないヒヨっこでした)
(ここからしばし英訳会話で)
呼び込みの女の子
「ハ~イ お兄さん。飲んでいかない?安くしておくよ!」
アマル青年は女の子にスマイルをしてすんなり入ってしまった。
呼び込みの女の子のボックスの横を通り抜けると
正面に観音開きの木製のスプリングドアがあり、そこを押し入った。
入るとさらに中には厚手で重い引き戸(映画館にある防音扉風)があり、それを引き開け中に入った。
入っていきなり正面に 映画館にあるような巨大スクリーンが目に飛び込んできた(見るからに元映画館のつくり、天井は高く、客席は取り払われて、中央の通路はなだらかな階段が残されている)
そこではポルノ映画が上映されていた。
館内?室内はやや薄暗めだが、歩くには不自由しない明るさだ。
数歩さらに店内に踏み入ったところで
お客らしき姿がどこにもいないのが見て取れた。しかし、館内の中程の一角に男女の一群が座り談話していた。男3人、ホステスとわかるケバいおねーちゃんが5人。
私が入ってきたことに気づいた彼らは、蜘蛛の子を散らすように店内に散らばって、2人のフェロモンムンムンのケバいホステスが近づいてきた。
「ハ~イッ!いらっしゃいこちらへどうぞぉ~ッ」
(色っぽい声だ)
2人のホステスの後について、室内(館内)の中央にある大きく横広のソファーに案内された。
上映中のポルノ映画を真っ正面から見るにはベストポジションの席だ。
席に着くと、2人のホステスは私を両サイドから挟むようにして座った。
左手に座った女はヒスパニック系で浅黒く、右手の女は白人だが黒髪に派手な化粧をしていた。
「いらっしゃ~い。中国の人?」
「いや、日本人だよ」
「お仕事で来たの?それとも観光?」
「両方かな?(笑)」
そうこうしているうちに、さっきの一群の中にいた男の1人がオードブルを盛った小皿を持ってきて正面のテーブルにおいた。
すると左手のホステスが
「何か飲みます?」
「ビールもらおうかなッ」
「はい。じゃボーイさん、こちらにビールね」
「私たちも何かいただいていいかしら?」
(ちょっと警戒したが)
「いいよ。何か飲みなよ!」
(この安請け合いがあとで大変なことに...)
「じゃ私は**。(右手の子)私は**で」
とボーイに伝えた。
ほどなくしてビールとカクテル2つが運ばれてきた。
そして、よく話しかけてくる左手の子から
「乾杯しましょッ。ハイ、かんぱ~い!」
(なんか他に客がいなくて寂しいけれど このおねーちゃんたちがいるから「まッいっか」と自分にいいきかせてのどを潤していたところ)
「お客さん、ビールの他に何か飲む?」
「お値段はこれぐらいだけどいいかしら?」
といって飲み物とつまみの品書きのある手書きのメニューリストを(真顔で)見せてくれた。
(「ウッ絶句した」)
(つづく)
*画像はソーホー地区のヌードクラブ(英国FreeFoto提供)
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