風の向こうに  

前半・子供時代を思い出して、ファンタジィー童話を書いています。
後半・日本が危ないと知り、やれることがあればと・・・。

夢と六小のティータイム

2010-04-30 14:13:23 | 夢の部屋

夢です。続きの物語の前に、ちょっとおつきあいください。

夢「ねえねえ、六小さん。六小さんと四小さんって、同じ精霊なのに、全然性格ってか

  何か違うよね。話し方も態度も。何で?」

六「何よ、それ。違っちゃおかしい?精霊ったっていろいろいるの。わたしと四小の

  姉さんが違ってても当たり前、むしろ、違わない方がおかしいの。そんなことも

  わからないで、よくわたしたちと通じることができるわね。」

夢「何よ、いいじゃないよ。わからないから聞いただけなのに。ほんっと、四小さんと

  全然ちがうんだから。四小さんだったらやさしく・・・・・」

六「夢ちゃん!もう!怒るよ、ほんとに。昔っから変わらないんだから、わたしと

  四小さんを比べるのは。いいかげんにしてよね、もう。」

夢「ふ・んだ。六小さん、わたしに四小さんの方が好きって言われるのが

  いやなんでしょ。そうなんでしょ?はっきり言いなさいよ。」

六「ウッ・・・・・・ふぇ~ん、夢ちゃんのいじわる~。四小の姉さんに言いつけてやる~。」

かくして、夢と六小、二人のバトルは夢の勝利に終わるのでした。おそまつ・・・・・・・

 六小心の声 「ううっ、今度こそ絶対勝ってやる。見てろ、夢!」

 

なぁ~んてこと言ってるけどね。六小さん、夢は、本当はあなたのことが

だぁ~い好きなんです。でも、四小さんもだぁ~い好きなの。夢の心は複雑です。