夢です。続きの物語の前に、ちょっとおつきあいください。
夢「ねえねえ、六小さん。六小さんと四小さんって、同じ精霊なのに、全然性格ってか
何か違うよね。話し方も態度も。何で?」
六「何よ、それ。違っちゃおかしい?精霊ったっていろいろいるの。わたしと四小の
姉さんが違ってても当たり前、むしろ、違わない方がおかしいの。そんなことも
わからないで、よくわたしたちと通じることができるわね。」
夢「何よ、いいじゃないよ。わからないから聞いただけなのに。ほんっと、四小さんと
全然ちがうんだから。四小さんだったらやさしく・・・・・」
六「夢ちゃん!もう!怒るよ、ほんとに。昔っから変わらないんだから、わたしと
四小さんを比べるのは。いいかげんにしてよね、もう。」
夢「ふ・んだ。六小さん、わたしに四小さんの方が好きって言われるのが
いやなんでしょ。そうなんでしょ?はっきり言いなさいよ。」
六「ウッ・・・・・・ふぇ~ん、夢ちゃんのいじわる~。四小の姉さんに言いつけてやる~。」
かくして、夢と六小、二人のバトルは夢の勝利に終わるのでした。おそまつ・・・・・・・
六小心の声 「ううっ、今度こそ絶対勝ってやる。見てろ、夢!」
なぁ~んてこと言ってるけどね。六小さん、夢は、本当はあなたのことが
だぁ~い好きなんです。でも、四小さんもだぁ~い好きなの。夢の心は複雑です。