最後に、ちょっと切ない思い出話。
これこそ誰も興味ないけど、気にしません。(キッパリ)
この島旅で、超久しぶりに恋に落ちました。
正確には、島で落ちたわけではなくて、島から帰ってくる途中に、スットーン、と。
到着した日、通りがかりのレストランでハンバーガーを焼いて売ってるかわいらしい男の子に、「どこから来たの?名前は?バーガーおごってあげるよ!(つーかそれ、売りモンじゃないのか?)」と声をかけられた。
前述のとおり、島で女子一人歩いていたらみんな普通に声をかけてくれるから、変に意識もせず自己紹介し合ってバイバイ。
夜ごはんを食べていたら、目をキラキラさせた彼が「ねね、もう少しで仕事終わるからまってて!おしゃべりしようよ。」って。(ちなみに、かなりBrokenだけど、気合で通じさせるタイプの英語。(笑))
まだインド人家族が来る前で一人ぼっちだった私、なんだかほっとする。
(気合の英語で)話し始めたら、実はけっこう大人で(28歳)、しかも妻&2人の子持ちだったことが判明。おっとビックリ。レプトスピラ症っていう大病で生死の境をさまよった後、人生をやり直すために家族を家に残して、リゾートを経営している叔母さんを頼ってここティオマンにやってきたんだそうだ。
初めは、”なんちゅう身勝手な男じゃ。”とあきれたものの。
命を取り留めた後に書いた日記を読ませてもらい、その時考えたこと、これからしたい生き方を熱っぽく語る彼に、「なんだ結構しっかりしてるじゃん。」(←完全オバサン目線。だって10コも年下ですもの。)
同じ病にかかった人が周りで7人も亡くなって、自分だけが生き延びた。
だからこれは神がくれた2回目の人生。
お金第一に、愛のない結婚の中よい夫を7年も演じてきた人生に区切りをつけ、自分の生きるべき人生を生きたくて、ティオマンにやってきた。
病の床でアラーの訓えを理解したという彼の結論は、超シンプル。
Your heart must be good. Thanks God.
毎日朝ごはん、昼ごはん、夜ごはん時のお仕事の合間&仕事が終わった後に、「トントン・・・おしゃべりしよう。」って部屋にやってくる。朝マレー料理のルンダンっていうカレー(これ激ウマだった~!)を持って起こしに来てくれたり、夜「鍵開いてるよ!あぶない!!」とか教えてくれたり(笑)。
おしゃべりって大して話すこともないはずなのに、そして英語のボキャブラリーも限られているのに、不思議と話題がつきない。
部屋に入らずにバルコニーでおしゃべりしようとするのは、きっとイスラム的に「女性と個室に二人になってはならない」っていうやつなんだと思う。(結局入ったか入らなかったかでいえば、入ったんだけど(笑)。)
そんな風にとりとめない4日間を一緒に過ごして、最後の日。
帰る日の朝、「後で読んで。」といって手紙をくれた。
そして、ものすごい戸惑いながら、Jettyでキスをしてくれた。(これはモスリム的にはかなりあるまじき行為)
別れのまさにその時突然現れた巨大クラゲ。リアルに座布団サイズ。おぇ~~~~
KLに向かう飛行機の中でその手紙を開く。
気合英語は、手紙だとさらに意味が分かりにくくなるけど、それでも気持ちはすごく伝わってくる。
手作りの便箋にも気持ちがにじんでる。
こんなに大切に思ってくれる人、最近いなかった。
自分でさえ、思っていなかった。
5 years ago,
I decided to leave Yamanashi and Harukaze after that hardest break-up.
Since then, I've been trying to come back to life, but could seldom feel alive.
My heart was completely broken, and needed time to heal.
I just wait for the time. For the chance to go back alive.
After waiting too long,
It came to seem impossible to me, and it felt like living a "left over" life.
No passion, No dream, No desire.
Just meaningless passtime.
'n from some point, came to think I could give up this life anytime.
But luckly, I was too tired to end it myself,
and got my family there, only ties I can truly rely on and only reason I live for.
So I was just watching it flow, doing those meaningless passtime.
Then I met him.
I'm feeling alive first time in these 5 years.
I'm feeling love first time in these 5 years.
I'm feeling worth of my life first time in these 5 years.
I'm feeling passion first time in these 5 years.
I'm feeling prayer first time in my life.
We have millions of barriers to get over.
But it's worth to try, and I have faith we can.
ただ一つお願いを言えるとしたら。
英語の時制だけは、使い分けていただきたい。
(注:マレー語には時制の語形変化がありません。)
Oct.27,2012 追記
その後2か月ぐらい、Facebookと電話で連絡を取りあい、一時期本気でMY移住を考えたものの。
一緒に行こうといって計画した旅行にJが来れなくなったあたりから、言葉の行き違いなのかメンタリティの違いなのか、コミュニケーションのすれ違い感に堪えられなくなり。
またそのころ日本で出会いがあったこともあって、JとのRelationshipにはピリオドを打ちました。
彼に会えたことは、今でも感謝しています。
彼と会えていなかったら、今でもヒッキーな生活を送ってたんじゃないかな。