質疑応答２ 霊的現象を感じられません

私には霊感がなく霊的現象を感じられません。
どうしたら感じられるようになるでしょうか？


この世に霊的現象でないものは在りません

私たちが人に会う時

物理的な肉体を見るだけでなくその人の心を感じます

温かさや冷たさ

苛立ちや愛情

その人の考えや想いを感じます

そういった感覚こそ霊感なのです

人体と霊体が重なっているように

物理的現象と霊的現象も重なっています

電車が遅れるという物理現象は

計画の遅れを暗示しているかも知れませんし

必要な出会いを演出するために目的地に到着するタイミングを

微調整してくれているのかも知れません

出来事の背後にある霊的側面を見ることが

霊的に物事を見るという事です

物理的な側面にしか興味がないため

物事の霊的側面を無視する傾向が多く見受けられます

霊的側面を考慮するときは思考よりも

直観と心象が大切です

日頃から心を殺している人や

自分を裏切り続けている人は

直観と心象を司る器官が機能不全になっているため

正しく観測することが出来ません

しかし直観と心象を大切に感じていれば

機能を取り戻し正しく感じることが出来るようになります

それまでは誤った直観と心象に付き合わなくてはなりません

歪んだエネルギーが乱れた水面のように光を反射屈折させ

正しい像が精神に届かないのです

それゆえ霊感がないとは心の歪みを指します

霊の姿が見えることや

超能力が使えることとは無縁なのです

霊感を磨くには

日頃から物理的現象の霊的側面に注意を向けるようにすること

外部の情報だけではなく自分の内側から来る情報にも信をおくようにすること

その精度を高めるためにも自分を偽らないこと

常にクリアーな意識を保つよう生活すること

自分の中に入れる食物・情報を吟味すること

それらは自分の物的身体・霊的身体になるため

歪んだエネルギーを取り込めば必然的に自分のエネルギーが歪むからです

感度と精度を高めていくと

やがて物的現象を伴わない霊的現象を感じられるようにもなります

霊の姿が見えていても

それを物理的側面でしか捉えられなければ

霊的な人間であるとは言えません

目に見えるものしか信じられない人と全く同じなのです

超常的なものを霊的なものであると誤認させている社会です

それに違和感を持つことは自然な感性です

そのために霊的なことが胡散臭く見えるのです

社会的通念として広まっている霊的なことに対する不信感や違和感は

正しい感覚であると言えます

それに対して真に霊的なことは日常生活と不可分であり

誰しも感じていることであり

さして華々しいものではないものの極めて重要なことなのです

そしてそれを霊的なものであると説明してくれる人はかなり少ないようです

霊的な世界は極めて奥深く広いものなので

十分に先に行っている人たちの言うことや為すことは

常人では想像もつかない場合があります

数学者の言いたいことを専門的勉強をしていない人が理解できないようなものです

しかし今この人間社会で圧倒的に欠けているのは

足し算や引き算といった日常生活で役に立つレベルの霊的真理です

感じること

真実を語ること

過ちを認めること

それだけで霊的に進化していきます

一つでも欠ければ霊的に退化していきます

精度と感度は進化に比例します

オーラが視えるよう努力することも

占いが出来るよう勉強することも楽しいことですが

何よりも神が用意した日常を霊的に生きることをお勧めします