株式会社AN代表取締役の向山かおりです。
前回は「結」の心が白川郷のサスティナブルな観光のあり方を実現していることを挙げ、社会課題の多くは、解決のために周囲の関係者の理解や協力が重要であるとお話いたしました。
今回の記事では「防災の日」について、SDGsに関連付けながら書いていきます。
毎年9月1日は防災の日、この日を含む1週間を防災週間として内閣府が制定。 1923年9月1日は関東大震災が発生した日です。
また、9月1日は暦の上で「二百十日」に当たります。 立春から数えて210日目の日で、雑節の一つとして季節の目安になる日本独自の暦です。
日本において台風が来襲する厄日ともされ「地震や風水害等に対する心構え等を育成するため」とう背景からも、防災の日とされました。
今年度の防災週間は8月30日から9月5日までです。
この期間には、防災関連の訓練や行事が行われたり、学校や保育園・幼稚園でも、9月1日に避難訓練や引き渡し訓練をしたりしますね。
「政府、地方公共団体等防災関係諸機関をはじめ、広く国民が、台風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波等の災害についての認識を深めるとともに、これに対する備えを充実強化することにより、災害の未然防止と被害の軽減に資するため」と記されていますが、
これはSDGsの目標「11,住み続けられるまちづくりを」「13,気候変動に具体的な対策を」「17,パートナーシップで目標を達成しよう」にも深く関わっています。
上記の目標達成に向けて、もちろん都市の整備や施設の拡充を進める必要はあります。 ただ、それ以上に、人々が災害に関する対策を理解し、防災の意識を高めることが欠かせません。
防災に関する取り組みの中で、わかりやすく以下の3つの視点に分けて考えることができるといいます。
まず災害に対する知識を得ること。 次に、災害のリスクを最小限にできるように対策を立てておくこと。 そして、実際に災害が起こったときどう対応するのかを、前もって考えておくこと。
私たち一人ひとりが危機対応能力を身につけられるように、今から災害対策や防災について学んでおくことが求められています。
以前、当社でSDGs推進セミナーを行った際にも、SDGsを生活に取り入れるにあたり、難しく捉えすぎず、できることをまずやってみるというお話をさせていただきました。
今度の防災週間に際して、身近に取り組める防災対策など、 まずご自身の周りでできることから始めてみることで、SDGsへの参加にも繋がりそうですね。
当社も、皆さまのより豊かな生活にお役に立てる情報発信や事業展開など、できることに最大限取り組んで参ります。
引き続きよろしくお願いします。