こんにちは。
株式会社ANヘアサロンの広報スタッフです。
美容業界でも多くの注目を集めているSDGs。
SDGsゴール達成のために必要な要素は、「人」「環境」そして「経済」も欠かせません。
人の魅力による集客が事業発展の鍵になってくること、環境への配慮が美容業界全体の取り組むべき課題であることはこれまでのブログでもお話してきました。
↓過去の記事はこちら
緊急事態宣言下でも売り上げを伸ばすヘアサロンの特徴とは!?ファンを作ることが決め手!
【美容業界のSDGs】サスティナビリティ調査と株式会社ANヘアサロンの取り組み〜エシカル消費について〜
■人の魅力に関して
2022年3月に行われた株式会社リクルートの意識調査でも、パーソナライズされたものに付加価値を感じる傾向、施術中のスタッフと築く信頼関係がリピーター率に影響することなどがわかっています。
特に20代の対人意識においては周りからどう思われるか気になる人の割合が高いため、一人一人のニーズに繊細に寄り添う施術が求められてくるでしょう。
■環境に関して
おしゃれについて自然体やシンプルなものが求められる割合が高くなっており、エシカル消費が意識されていることがわかります。
【参考】
株式会社リクルートライフスタイル ホットペッパービューティーアカデミー
『20代、40代の美容消費価値観に関する調査』https://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2022/03/data_sedai_20220308.pdf
■経済に関して
経済活動によって社会に貢献することが事業の本質です。
単に売上を上げるだけでなく、正当な報酬としてスタッフに還元することでやりがいやモチベーションアップに繋がり、SDGsゴール「8.働きがいも生きがいも」の達成に貢献できるといえます。
厚生労働省のデータによると、ヘアサロンの店舗数が増加し続ける一方、日本の人口減少に伴いヘアサロンの利用者数は減少傾向にあります。
競争激化のために価格を下げ、お客様の利用額も減少してしまうことが、美容業界が抱える低賃金、離職率の高さなどの社会問題の原因の一つとも考えられます。
これをいかに解決するか考え取り組んでいくことで、SDGsゴールの達成へ近づくことができるのではないでしょうか。
全国理美容製造者協会(NBBA)が行った調査では、コロナ禍でテレワークが増えた影響などによりヘアサロンの利用頻度は下がったものの、同じ店をリピートするお客様は平均利用額が高いということがわかっています。
つまり、事業を継続するためには一人でも多くのお客様に喜んでもらってファン、リピーターをしっかり獲得し、立地や価格以外の価値で集客できる状態が望ましいということがいえます。
【参考】
サロンユーザー調査 - NBBA 全国理美容製造者協会
https://www.nba.gr.jp/research/highlight/2020/nbba_highlight_data_2020.pdf
どのような施術を行うかだけでなく、どのようなスタッフが働いているかも重要です。
明るく良好な環境でスタッフが楽しく働いている方が、お客様にとって居心地の良い空間になりますよね。
シェアサロンなど、店の看板を背負わず個々の人間力で営業する美容師が増えているのは、お客様の消費価値がスタッフ重視に変わってきている背景があるからだとも考えられます。
NBBAの調査結果にもあるように、ヘアサロンの年間利用額が高い人の予約方法は
①利用時に次回分を予約
②お店のLINEから予約
③スタッフとの電話やLINEから予約
など、情報サイトを介してではなく個人とのやり取りで行われていることが多いようです。
【参考】
https://www.nba.gr.jp/research/pdf/nbba_data_2020.pdf
こういった時代の流れに敏感になり、状況に左右されず集客と売上をあげられるヘアサロンをつくっていくことが、社会経済にも働くスタッフにも良い影響を与え、SDGsゴールへ近づく一歩となります。
より多くの人に愛される店舗づくりのために、技術・サービスを始め環境や社会への影響などあらゆる方向にアンテナを張って努力してまいります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回もお楽しみに。