こんにちは。
株式会社ANヘアサロンの広報スタッフです。
近年、女性の社会進出が叫ばれていますが、独立行政法人労働政策研究・研修機構によると、1980年時点では共働き世帯の約2倍いた専業主婦世帯が、1990年代には逆転し、2022年時点で共働き世帯は1,262万世帯、専業主婦世帯は539万世帯と、2倍以上の開きが出ています。
一方で、日本商工会議所によると2022年の出生率は過去最低の77万747人。初めて80万人台を割り込んだそうです。
参照:
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0212.html
https://www.jcci.or.jp/news/trend-box/2023/0606150202.html
女性の社会進出と子どもの出生率、この二つの両立はなかなか難しいというのが、日本の現状のように感じます。リモートワークが増えても、小さい子どもが一緒にいる空間では仕事も進めることができない、という声を私も知人からよく聞いています。
とはいえ「子どもはほしいけど、働かなくちゃいけないから難しい…」という想いを持つ家庭が少しでも減る世の中になってほしいですよね。
そんな世の中の課題を解決するべく、自身も子育ての傍ら会社を立ち上げた女性がいます。
保育サービス付シェアオフィス「マフィス」を運営するオクシイ株式会社の代表取締役・髙田麻衣子(たかだ まいこ)さんです。
髙田さんは大手デベロッパー数社で会社員として働いたのち、37歳の時に起業。
2人目の子どもを出産した3か月後に職場復帰するも、働き方に疑問を抱く状況だったことがきっかけとなり、子育てにゆとりと笑顔を生み出す働き方を実現したいと保育施設と職場を隣接させた「マフィス」を開業しています。
起業当時すでに2児の母で「母親と子どもたちが同じ空間で一緒にそれぞれの時間を過ごせるような場所がほしい」という想いが始まりでした。
子育てをしながら管理職経験を積んでいた頃、子育てと仕事の両立でいつも時間がないと焦っていた髙田さん。ある日ふと、「通勤時間をカットできないか」と思ったそうです。保育施設とオフィスを併設させればそれが叶うのに、現実ではそうなっていない。これだけ女性活躍が謳われているのに、育児とキャリアを両立したければ心身を削るしかないこの就業スタイルには限界がある、自分の課題は世の中の共通課題だろうと感じ、起業を決意されました。
「働く」ことは時間を使い捨てるものではなく、キャリアとして蓄積されるもの。自身の魅力を高める肥やしとなり、人生における幸福度を最大化させる活動の一つが「働く」であると髙田さんは考えています。
プロフェッショナルとしてのキャリアを蓄積することも、家事や育児を研究・実践してそれを深めることも、たくさんの人々と関わり多くの価値観を身に付けて行くことも、全て自分たちの人生を価値あるものに育て、心身共に凛と美しくあるための大切な活動なのです。
「マフィス」では、副業や起業準備、自己研鑽学習などのために休日の保育サービスを必要とする方や育休復帰後の社員の配置に苦悩する企業をサポートするために、保育施設とオフィスの併設だけでなく、休日保育や休日一時保育サービスの提供も行っています。
多様な勤務形態や職種が一般化してきた時代だからこそ、「子どもを産むとキャリアが止まる」ではなく、「子どもを産んだことで形を変えてより加速していく」世の中になっていくことが求められているのかもしれません。
子育てや介護、健康など仕事以外の悩みが次々に舞い込むライフステージの転換期に、これを障害物と捉えるか、人生を味わい深くするためのエッセンスだと捉えるかは、自分次第だと髙田さんはおっしゃっています。
株式会社ANで運営するヘアサロンも、スタイリストさんはみな女性の方々です。「目標を掲げチャレンジする人とのコラボレートが大きな力を発揮する」という代表・向山かおりのビジョンからくる「頑張る人を応援したい」という価値観は、「マフィス」を立ち上げた髙田さんの想いと通ずる部分が多いように感じます。
株式会社ANも、社会のニーズにさらに応え、貢献につながる取り組みを続けていきます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回もお楽しみに。
参照:
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