こんにちは。
株式会社ANヘアサロンの広報スタッフです。
コンビニの数よりも多いとされる日本の理美容室。
厚生労働省の2023年1月発表によると、
2021年時点での理美容室の店舗数は全国で37万軒にも上ります。
床屋などの理容室は減少する一方、美容室は過去最高の店舗数を更新していることからも、コロナ禍においても美容ニーズが増加していることが分かります。
一方で、2022年9月現在、
日本の総人口に占める65歳以上の高齢者割合は29.1%と、前年比で0.3ポイント増加し過去最高を更新したようです。
参照:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei_houkoku/21/
何歳になっても、「キレイになりたい」という想いはなくならないもの。
高齢化に比例して、美容室に足を運ぶことが難しい方も増えてくることでしょう。
そんな世の中の変化と普遍的なニーズに合わせて「訪問理美容」のニーズがさらに高まりつつあるのをご存じでしょうか。
そもそも訪問理美容サービスとは何でしょう?
これは、高齢などで外出が困難な方に対して、自宅や介護・福祉施設に理美容師が訪問し、ヘアカットなどの理美容メニューを実施するサービスのことです。
確かに、世の中に理美容室の数がどれだけ増加しても、そこに通うだけの体力と手段がないとサービスを受けられない人たちが溢れてしまいます。
そんな中、2022年のホットペッパービューティーアカデミーによる調査結果では、要支援・要介護者と同居されているご家族からの「訪問理美容」認知度が、2021年の78.0%から、なんと82.3%へ上昇し、
それに比例してサービス利用率も31.3%から34.0%に上昇しています。
利用者の満足度も84.6%から86.1%に上昇しており、
満足理由として「料金が適正である」「安心して任せられる」「丁寧に扱ってくれる」など、技術以外の費用や接客に関する項目が多く挙げられています。
美容観点だけではなく、生活するうえで必要な散髪と考えると、料金が抑えられることは利用者にとってとても魅力的ですよね。
また高齢者の方々は健康上の理由から、長時間の施術は疲れやすかったりするので、丁寧な対応かつ1人当たり15〜20分程度で済ませるというスピーディーな施術も満足度アップのポイントかもしれません。
そして利用メニューは、定番のヘアカットやシャンプー、ひげそりだけでなく、
ハンドマッサージやフェイシャルエステ、ネイルといったものまで挙げられており、生活に彩りをプラスする取り組みが広がっていることも分かります。
実際、利用者のご家族の中にも「利用者ご本人に何らかのいい効果を与えている」と感じる方が84.7%おり、「笑顔になる」との回答はなんと50.3%にも上ります。
次いで「活力があふれた様子になる」「会話が活発になる」「鏡を何度も見返す」などがランクインしており、年を重ねて外出が困難になったとしてもイキイキとしている様子が見えるのは、ご家族としても嬉しいことなのでしょう。
利用当たりのカット料金も平均価格が2021年の1,844円から2,147円にアップし、中には5,000円以上のサービス料金を利用する方がいることからも、価格以上に付加価値を求める方が増えていることが分かります。
また、個人宅で介護を受ける方を担当するケアマネージャーの意見によると、コロナが落ち着いた後に高齢者ご本人に訪問理美容を利用してほしいと考える方は全体の80.9%を占めるそうです。
高齢化が進むにつれて在宅介護数も増えていくことを考えると、個人宅にいかにアプローチしていくかという点が、今後の利用増加のカギとなりそうですね。
参照:https://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2023/01/20230112_PR.pdf
このような取り組みは、身近な方を笑顔にするだけでなく、SDGsゴール3「すべての人に健康と福祉を」の達成にも近づきうる内容です。
最低限の健康・福祉だけでなく、年齢を重ねても、よりイキイキとした日常を送れるような取り組みや環境づくりが、これからの時代には必要になってくると考えています。
日本中の全ての人が、イキイキと活力にあふれる世の中になるような取り組み推進を、株式会社ANでもやっていきます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回もお楽しみに。
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