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【美容業界×SDGs】美容業界の「持続可能性」を高める3つの鍵①

2023-02-17 20:12:32 | 日記

こんにちは。

株式会社ANヘアサロンの広報スタッフです。

 

来る2030年に向けてSDGs熱が高まる昨今。
各業界・企業が様々な取り組みを実行しているからこそ、改めて美容業界と関連性の高いSDGsゴールと、私たちのできることについて考えてみましょう。

 

SDGsとは

2015年9月の国連サミットで全会一致で採択された、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、2030年を年限とする17の国際目標のことです。

日本では2017年より「ジャパンSDGsアワード」を創設し、毎年特に優れた取り組みを行う企業・団体等を表彰することで、各取り組みへの認知を広め、SDGsの推進を加速させています。

参照:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

 

化粧品産業ビジョン

2021年4月には経済産業省と日本化粧品工業連合会が「化粧品産業ビジョン」を策定しましたが、世界中の流れと比例して、化粧品産業でもSDGs意識等の高まりが挙げられています。

同時に、今後の世界変化の予測として、以下のような動きが考えられるとされています。

<10年後の未来>

・環境に配慮した製品の普及

・エシカル消費の拡大

・動物実験代替法の確立

・消費者ニーズの多様化

<30年後の未来>

・脱炭素を実現する循環型社会の到来

・科学によるエビデンスの重要度の拡大

・ジェンダーレス化、ジェンダーフリー化

参照:https://www.meti.go.jp/press/2021/04/20210426004/20210426004-1.pdf

■美容業界と関連性の高い「3つのゴール」

・ゴール5:ジェンダー平等を実現しよう

・ゴール12:つくる責任 つかう責任

・ゴール14:海の豊かさを守ろう

「化粧品産業ビジョン」では、化粧品産業における典型的な例として、環境に配慮した容器やパッケージ開発、多様な人材の活用や女性の活躍支援といったものを挙げています。

 

そんなSDGs意識が高まりつつある美容業界と特に関連性の高い「3つのゴール」について、具体的な取り組み事例を見ていきましょう。

 

ゴール5:「ジェンダー平等を実現しよう」

世界経済フォーラムが公表した「The Global Gender Gap Report 2021」によると、男女格差を測るジェンダーギャップ指数において、2021年の日本の総合スコアは0.656で順位は156か国中120位と先進国の中で最低レベルでした。アジア諸国の中でも韓国や中国、ASEAN諸国より低い結果となっており、ジェンダー平等の実現が日本においては喫緊の課題となっています。

参照:https://unstats.un.org/sdgs/report/2021/

 

今回は、「女性の働く環境や地位向上」と、「商品を通じてジェンダーレスを訴求する」という2つの観点から、各企業のジェンダー平等への取り組みについて紹介します。

 

<女性活躍の推進>

例1.コーセー

SDGsが謳われ始めるよりも前、1999年の男女共同参画社会基本法の施行に先駆け、1985年にはコーセーグループで初めて女性の取締役が就任するなど、多様な価値観が根付いているコーセー。現在も従業員全体の約8割を女性が占める中「両立支援」「活躍支援」「登用支援」という3つのステップをベースに、男女問わずライフイベントに合わせた柔軟な働き方ができる環境整備が成されています。

参照:https://www.kose.co.jp/company/ja/sustainability/diversity/action1/

 

例2.YSL(イヴ・サンローラン)

YSL(イヴ・サンローラン)では、厳しい自然環境で知られるモロッコのアトラス山脈の麓にウリカコミュニティガーデンを作庭しています。このプログラムを通じて、ウリカ地域の村に暮らす女性たちのスキル向上や経済的な自立を支援することで、ジェンダー平等の実現を目指しています。

参照:https://www.yslb.jp/lp-commitments-story-2/

 

<ジェンダーレス・ジェンダーフリー製品の開発・販売>

多様性を認める世の中の潮流の中で、性別にとらわれず男女ともに愛用できるジェンダーレス・ジェンダーフリー製品の開発・販売が世界的に広がっています。

 

例1.iLLO

ジェンダーニュートラルをうたい、社会的な枠や性別にとらわれずメイクアップを楽しんでほしいという発想から2020年に誕生したブランドです。

参照:https://illobrand.com/

 

例2.BOTCHAN

”「男らしく」を脱け出そう”をコンセプトにしたメンズコスメブランドです。天然植物由来成分や無着色などにこだわり、男性だけでなく多くの女性にも受け入れられています。

参照:https://botchan.tokyo/page2.html

多様性が進むこれからの時代、男女関係なく活躍し、自分らしさを実現するために美容業界の取り組みは必要不可欠です。

株式会社ANでも、フリーランスで働く美容師さんを応援するべくプライベートサロンの場を提供しており、様々な経歴や夢を持つ美容師さんがたくさん活躍されています。

SDGsゴール5「ジェンダー平等を実現しよう」に、これからも貢献していきます。

 

次回は、

・ゴール12:つくる責任 つかう責任

・ゴール14:海の豊かさを守ろう

の取り組みについて見ていきましょう。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

また次回もお楽しみに。



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