アンジェリークの医療用ウィッグ ブログ

銀座 市川にて全国から製作依頼がある医療用ウィッグ 
ANGELIQUEです 

ウイッグ ロング~ショート

2012-01-20 18:10:28 | ショートスタイル
抗がん剤治療で脱毛が始まりウイッグを用意して下さい とお医者様から言われます

ほとんどの方がウイッグは未経験だと思います

ロングがいいのかショートがいいのか 色々なご相談を頂きます

今の髪型に近いようにのご要望が多いのですが 患者さまの状況によってはそうも言えません

またお顔のよっても スタイルがウイッグに合う 合わないもあります

また思い切ってスタイルチェンジしたほうが「あっ髪切ったんだと 逆に自然に見えるケースもあると思います」

今日いらしたYさまもその1人 ずっとロングヘアーだったそうですただ治療前にはショートボブに切ったそうです

1回目はロングヘアーで御製作いたしました





3週間後いらしたYさまは完全に脱毛していました 

きの   「体調いかがですか 脱毛は??}

Yさま   「すごかったので 弟のバリカンで切っちゃいました」

きの    「えっ うちでやったのに」

Yさま   「母親にやってて言ったんです だけどヤダッて バラバラなんで仕上げてもらえます」

髪がなくなった状態でロングヘアーのウイッグをかぶるとやはり重く感じるものです

ショートヘアも前回見ているのでお互いに「短くしちゃいますか!」 「OKです」 即決しました

Yさまはまだ11カ月のお子様がいるのも知っていたのでそれも決め手になりました

ロングは30センチ以上あり毛量もかなりです

一気にショートに仕上げるのはなかなか大変です

10万円以上するウイッグの値段 患者さまが1年必要とされるという思いをを感じて

慣れたとはいえ毎回が真剣勝負です

特にショートは思い切りと強い意志 そして似合わせ でも「絶対いいもの作るぞ」の思いは

全てのプレッシャーを打ち消してくれます またプレッシャーは消極的になり いいものは決してできない事を

いままで嫌というほど感じてきました 今は夢中になって何も考えず無になって切れるようになってきました

患者様もその姿にやはり何かを感じてもらえるみたいです


ウイッグをかぶり ニコッと笑顔で 「いいみたい ホントありがとう 何かを感じました」


ただ髪質も くせも全く違うウイッグいつも100パーセント再現できない事を やればやるほど感じます 

いつも完璧はあり得ない 必ず納得していただけるまでやり遂げたい その姿勢はいつも変わらないです

それが使命 まだまだ追い求めていきます 100パーセント喜んでいただけるまで












コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする