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VHSで見てきりだったのでひさしぶりにみた。やっぱり引き込まれる。1979年。
邦画離れした雰囲気があると思ったら脚本が外人だ。タクシードライバーの兄貴だとか。心を病んでいるのは同じだが、デ・ニーロと比べてジュリーに同情の余地は無い。同世代だが、かの地と本邦では時代の気分というか若者気質というか防衛機制の現れ方が全然違う。社会に失望したデ・ニーロは売春婦の少女に、原爆を作る能力はあるが自分がどうしたいか解らないジュリーは文太のアニキに。見た目的には同じだが、甘えたかったのである文太のアニキに。高度成長期、先頭きって突っ走っていたアニキの世代が眩しかった。ああ、認めてもらいたい。褒めてもらいたい。でもなんかそんなのカッコわるいし、テレるし。厨房が非行に走るあの図式である。理由なき反抗に動機付けなんか無い。金の受け渡しの目印に黒い旗を振らせたり思想犯的な小細工はするが思想は無い。ポーズだけ。ノンポリ。日本人はどんどん劣化するな。「太陽を盗んだ男」ってタイトルも石原兄弟に対する反旗かとも穿ってみたが考えすぎみたいだ。
思わせぶりなラストだが、最後どうなったのかあまり気にならない。
タイアップ臭きついな、と思ったがあとで調べたらビーバーエアコンは日立じゃないし。マツダはタイアップですね。たぶん。
スタッフロール見てるとえ?あの人どこ出てた?って有名人けっこう出てくる!