化石の日記Ver.2

ミーハーのたわごと。
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課題が見えてきた

2009-08-17 23:23:38 | 写真の話
光野桃「おしゃれの視線・私のスタイルを探して」
という本を読みました。
文庫になっているので、多くの方に読まれてるのでしょう。

最近の自分の悩みのひとつに、
「年齢を重ねても、素敵でいるにはどうすれば良いか」
ということがあります。

何と言っても日本は「女房と畳は新しい方がいい」文化で、
女性は若ければ若いほど良いということになっている…

また、年齢を重ねて素敵、といわれている女性は、
芸能人でいうと吉永小百合とか、小泉今日子など…
およそ、実年齢に見えないような、
驚異的な若さを保っている人なんですよね。

芸能人だと、アンチエイジングのノウハウや、
経費をかけるだけの余裕と必然性があるはずなのですが、
一般人だと、そうもいかないです…

。。。。

日々10歳以上も若い人たちに囲まれていて、
自分の立ち位置に困っている今日このごろ。
どうすれば浮かないですむのかと悩んでいたのですが、

解決のヒントになりそうなのが、この本でありました。


著者は少女時代から、
おしゃれに対して並々ならぬ感心と努力をしていて、
女性誌の編集者を経て、結婚後、ご主人と共にミラノに移住。
ヨーロッパ女性のファッションセンスの素晴らしさに打ちのめされ、
自らの洋服選びの根本から見直すようになったという…。

それで、だどりついた結論は
ファッションは「自分らしさ」の表現というか。

自分自身を客観的に見つめる。
自分は「何が好きなのか」を把握する。
こうありたい自分を表現する。
などといったことが書いてあります。

そして

“自分に似合うもの、これが私らしいといえるものが
すっきりとわかり、迷わなくなるということはかなり心地よいことだった。
コンプレックスから自由になり、人のことが気にならなくなり、
他人に優しくなれるようになった。
ファッションで救われていくこともあるのだと思った。
個が確立されたヨーロッパという場所で
痛い目に遭ったからわかったことだった”



とくに自分の「良さ」を生かす服やアクセサリーを選ぶ
といったところには、うならされました。

イタリアでは、子どものころから、先生などの周りの大人に
あなたにはこんな良いところがある、
という指摘をされつつ成長するのだそうで、

ぼんやりとした「平均」があって、そこに足りない部分を
矯正していくような、日本の教育と180度違う…


私自身も、おそらく他の日本人も、
褒められることよりも注意されることが多く、
自分の欠点はわかっていても
長所は意外と見えなかったりするのでは。

日本の女性誌では
太っている、脚が短いといった、
自分の欠点をどうカバーするかということが
頻繁に特集になってますよね。


なので、この指摘には、まさに目からウロコというか…


それにしても、人は
ここまでファッションやおしゃれについて
悩めるのもなのか。

これを読んで自分を振り返ると、
いかに何も考えないで適当に洋服選んでいたのかと痛感。
悩めることも「才能」のうちなんだなあと思います。



ちなみに、私は身長が145cmくらいと、規格外なので、
似合う服、似合わない服が、一目瞭然。

ここ数年はやっている、
薄手で、ゆったりとした花柄の長めのブラウス
(チュニックというのでしょうか)
は全然似合わない、というか試着しても、
なんか、おすもうさんの着ぐるみを着てる人みたいに
激しく違和感をかもしだすので、一着も買えず、
早く、この流行が過ぎ去ってほしいと思ってます。。。

そんな感じなので、自分が着ても違和感がなくて、
なおかつ好きな色柄(花柄大好き)で、
洗濯やメンテナンスがしやすく
お手ごろ価格な服を適当に選んでました。。。。

今後はもうちょっと考えよう。。。


そして、ここに書かれている、自分らしさを追及するとか、
どういう感じが好き~を正確に把握するといったこと。


写真にも言えるんです。



このあたりが、今後の自分の課題かなあなんて思いました。