微妙なお年頃

実は、UKロック界で、「一発屋」というと

即座に頭に浮かんだのはこの方たちでした。

Adam & The Ants - Stand And Deliver



一発屋の特徴って、いろいろあると思うのですが、

インパクトが強すぎというか、

なんかもう、この人、これしかないんだろうな、というか…



Adam & The Antsも、この時点の曲とビデオの完成度が高すぎて、

次に何やっても、苦しいだろうな…と思わせるものが多々ありました。



バンドは82年に解散し、ヴォーカルのAdam Antはソロに転向。

俳優になったりとか、暴力沙汰で逮捕されたりとかいろいろあったりして

（ウィキペディア英語版に、読みきれないくらいいっぱい書いてあります）

90年代はアルバム2枚、2000年代はなくて、2012年にアルバム1枚、と

あまり、ぱっとした活動はできてなかったみたいですね…




が。2010年にライブ活動を再開。

TVにも出まくってるみたいです…

Adam Ant On Late Late Show 4 Nov 11.mp4



大学教授みたいなメガネとヒゲがかなり謎～

やんなきゃいいのに～


が。1954年生まれ、という年齢を考えると

驚くほど加齢感が少ない。


老け作りしなくてもいいのになあ。と思いますが

老練と成熟を良しとするのがイギリス文化で、

「若いときと変わらない」はホメ言葉にならないからかもしれません。

ボーイ・ジョージも押さえぎみファッションになってしまったし…



でも、ロンドンオリンピックの閉会式で、

The Whoのロジャー爺様やピート爺様がハジけまくっているのを見ると、

老け込んでる場合じゃないだろ～なんて肩をたたきたくなります。


還暦をすぎた人間がハイテンションで、

40代、50代がお疲れ気味で迷走中なのは

万国共通なのかなあなんて思ってしまいました（＞＜）。。。