紅玉のコンフィチュール
9月下旬から10月は長野県から、11月に入ると青森県から紅玉が市場に出回ります。
紅玉はきれいな赤色で、これだけを使ってジェリーを作る方もおられますが、実と合わせてコンフィチュールにするときれいな色を生かすことができます。
全体がくたくたになるまで煮るとこのように茶褐色になってしまいます。見た目だけでなく味も、酸化が進みリンゴ本来の味と香りがなくなってしまいます。砂糖の量を増やせば退色はある程度防げますが応用範囲の狭いジャムになってしまいます。
紅玉本来の「紅色」と独特の酸味を生かすには、皮と実を分けて砂糖で煮るときれいに仕上がります。
これからの紅玉が出回る季節にお試しください。
紅玉(実) 1,400g
上白糖 300g
紅玉(皮)
上白糖 70g
水 400ml
ペクチン 15g
上白糖 70g
水 400ml
1. リンゴは皮を剥き、芯を取って3㎜大にダイスに切る。
上白糖をまぶしながら鍋の中に入れていく。約45分間煮る。
2. 皮は上白糖、水を入れて弱火で煮る。煮すぎると色が退色するので注意。
3. ペクチンと上白糖を混ぜ、水を入れて火にかけ煮溶かす。
4. 1. に2.と3.を入れて煮る。
リンゴジャムはタイム、カルダモンなどのハーブをつかったり、シナモンなどのスパイスをつかったりとバリエーションが豊富にありますが、今回はリンゴそのものを生かしたジャムにしました。
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