ハーブ 2017年07月29日 | ヴァイパー(毒蛇)ワイン 左端のレディは、このブログで最初にベネティア・アナスターシャ・スタンレィとご紹介した人物です。絵の下にも確かに “ Lady Venetia Digby “ と書かれています。 サイト;http://images.library.yale.edu/strawberryhill/oneitem.asp?id=470 によればこの絵は高さ 5 cm ということですから、ミニアチュールに間違いはなさそうです。 しかし前のブログで述べたように、ベネティアの顔が19歳の上の顔と32歳の顔とが全くの別人なのです。年を取ったからではなく、顔の骨格が違うのです。 上の二人の婦人は同一人物だと思われます。この時代、同じようなポーズ、同じような衣装、装身具を身につけて絵を描くのが流行っていたとはいえ、左端の絵は右の絵の一部分を新しく描きなおしたのではないかと思います。右側のバックを除いては、髪型、髪飾り、ネックレス、ドレスとショールについた皺、髪の毛のカール具合、手のしぐさなど全て同じです。(真ん中の絵は比較しやすいように右側の絵の一部分を切り抜いて、画像処理しました) 右側に描かれた女性はフランシス・クランフィールド( Frances Cranfield, Lady Buckhurst 、1622-1687 ), 後のドルシット伯爵夫人です。1637年ヴァン・ダイク画です。多くのサイトで左の女性はベネティア・ディグビィと紹介されています。どうしてこのようなことが起きたのでしょうか。 つづく。 « ハーブ | トップ | ハーブ »
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