最近MT Studio21のお問い合わせにMT5のトラリピEAに関する質問が多くなっている。内容を確認すると、真意はBTCUSD(ドル建てビットコイン)のトラリピを海外業者のMT5で行いたいとのこと。
数日前には3万ドル切れまで下落していたBTCUSDが、あれよあれよという間に4.5万ドル超えの値を付けている。筆者は仮想通貨のトラリピなど試したことはないが、なるほど、これほどのボラティリティがあれば、トラリピをやっていれば大儲けと考える人がいるのも頷ける。但し、相場が逆行すれば、大損につながりかねないので、やるとすれば逆指値トラリピに徹底した方がよさそうだ。
ところで、MT Studio21社のトラリピEAには、MT4用とMT5用と2個のEAが同梱されているので、MT5のBTCUSD取引にも対応しているのは当然である。但し、本来はFXの通貨ペアを対象にしているので、BTCUSDのEA設定には、次の点に留意する必要がある。
- トラップ幅、利確幅
取り扱い業者に共通と考えられるが、アルパリ社のBTCUSDのプライス表示は、$45,983.8のように、小数点以下一桁表示となっている。例えば、BTCUSDを各取引単位1、$40,000.0を最底値、トラップ幅$5000.0、利確幅$7,000.0、トラップ数10本とする買いトラリピEA設定画面とMT5チャート展開は下記のようになる。発注範囲も100,000.0程度に広げておく必要がある。
- その他
FXとは、取引単位、設定幅、スワップ等が異なるので、取引会社のデモ口座で十分な事前確認が必要。また、レバレッジか過大となりやすいことにも留意を要する。その点、海外口座利用も考慮されよう。