トレード備忘録 & MT4/MT5インディケータ及びEAの開発

日々のトレード備忘録及びMT4/MT5に関する事項

TradingViewってどうよ?

2023-02-26 10:54:11 | 投資

 一昨年あたりからSNS上でTradingViewというチャートソフトを利用したFX、株式等の相場分析を目にする機会が多くなった。ブラウザ上で機能する高機能チャートということで、試しに使ってみることにした。TradingViewのサイトから無料版を簡単に手に入れることができるから、その点ではMetaTraderのシステムに較べてとっつきやすい感はある。搭載されているインジケータも80を超えるというから、その点でも遜色はない。

 チャートの使い方は慣れるまでは少し時間がかかりそうだが、機能は十分に備わっている。そのうち難なく操ることができるようになるだろう。幸い、昨年1月にパンロ-リング社から「TradingView入門」という解説書が出ている。結構売れているようだが、小さな書店にはおいてないことが多い。発行元から直接取り寄せたところ3月に開催される「投資戦略フェアEXPO 2023」の招待券が同封されていたから、Amazonで買わなくてよかった。

 まだ十分に慣れていないから、結論的なことは申し上げられないが、少しかじった感じと「TradingView入門」で得た知識からの報告にすぎないので間違いがあればお許し願いたい。

1)チャートについて

 簡便さに加えて無料版とはいえチャート分析には十分な機能を備えている。MT4/5と比較しても遜色はない。標準搭載されているインジケータやストラテジーにて相当な分析が可能と判断できる。カバーする商品に制限はない。FX、株式、CFD、Crypto、商品なんでも分析が可能である。この点ではMT4/5に勝る。

2)カスタム性

 自分で論理式を組み立て、独自のインジケータを作成することが可能とされる。PineScriptというPython由来の言語を使う。専用エディタがチャート下部に用意されているので、いずれ試してみることにしたい。「PineScript 高機能チャート分析」という解説書が出ているが、バージョンが古いためTradingView最新版に対応していないという。改訂版が出るまで待つことにする。

3)チャートから取引注文はできるの?

 TradingViewは独立したチャートシステムであるから、原則としてチャートから直接注文を発することはできない。例外的に、OANDA、Forex.com他数社では、それぞれの口座開設者にTradingViewのチャートからの裁量での注文を直接受け入れる体制が採られている。

4)自動取引はできるの?

 原則、FX業者や証券会社からは独立したチャートシステムであるから、自動取引も無理に近いと言える。ただし、先述したPineScriptでプログラムを書けば、EAまがいのものは作成できそうである。「まがい」などというのには訳がある。TradingViewにはアラート機能が充実しているので、アラートが出た場合にそのシグナルをメールでTradingView採用FX会社等に送信できる。この機能を利用して売買注文を行おうということである。しかし、業者側にはMetaTraderのような専用サーバーを用意していることはないので、本来のEA機能をTradingView受入業者に期待するのは、最初から無理な相談ということだ。

 本日までに知りえた情報である。詳しい情報をお持ちの方はぜひコメント欄にて追加情報をお寄せいただきたい。


MTF_メガトレンドのパーフェクト・オーダーで戦力倍加?

2023-02-14 11:23:02 | FX

 石原順(西山孝四郎)講師のメガトレンド手法は、トレンド判定指標の基本に Mega Trendというローソク足を使われている。この指標、元々は移動平均線としてよく知られたインジケータであったが、講師はこれを加工してローソク足の色を上昇トレンドでは赤く、下降トレンドでは黄色く色分けされた。指標の計算期間のパラメータはデフォルトでは144であるが、講師はこれを半数の72ないしは50にして利用されている。

 経緯はともかく、講師はこの指標をベースインジケータとして利用され始められたことは、さすがにプロの慧眼ではあると言える。なぜなら、数あるインジケータを素のまま日足の途転売買に適用して、利益を生むことなどこの指標以外あまりお目にかかることがないからである。

 石原講師は処々で行われるセミナーにおいてその利用されるインジケータの種類やパラメータを公開されてきたのであるが、最近のセミナーではチャートの表示のみに止まり詳細は公表されていない。多くのフォロワーからの要請を受け、講師のチャートを解析して、提携のMT Studio21社から当該インジケータ、さらにはEAとして開発・公開したという経緯があった。

 Mega Trendが最も優秀なトレンド指標の一つであるとすると、これをデイトレのフィルターとしてトレードチャート(トリガーチャート)上に複数の時間軸が異なるMega Trendを表示させたいとの意欲が高まる。いわゆる、MTF_MegaTrendである。例えば、5分足のチャート上に15分足、30分足、1時間足の3本のMega Trend MAを描画、3本の移動平均線の順がきれいに揃った状態(パーフェクトオーダー)で、順張り取引を行えば最高のトレードができるであろうことは容易に想像できる。実際はそう甘いものではなかろうが、最高の環境を提供してくれることは間違いないだろう。

 新しい試みであったため、少し時間がかかったが、出来上がったMTF_MegaTrendを5分足チャート上に表示させてみた。(EURUSD 5分足にCurrent(黒)、15M(赤)、30M(青)のMTF MegaTrendを表示、期間は13)

 ローソク足はメガトレンドのローソク足(期間50)であるが、ローソク足とCurrent、15分足との絡みで有効な戦略が採れそうである。石原講師の戦略の域が広がることができればうれしい。

 MT Studio21社で試してもらい、評判がよければ公開したい。


デイトレ順張りには1時間足~日足のフィルターを

2023-02-09 00:17:15 | 投資

 5分足~15分足チャートで順張りのデイトレ(スキャル含む)を行う場合に、1時間足~日足のトレンドをフィルターとして使うトレーダーが多い。エントリーに使う短い時間軸のチャートをトリガーチャート(トレードチャート)、トレンドを確認するためのチャートをアンカーチャートと呼ばれることがある。

 順張りのアンカーチャートには何が優れているかという問いに対しては、西山孝四郎(石原順)講師が推奨されるMega Trend、それも日足をお勧めしている。何しろ、期間50日または72日で途転売買でもそこそこの成績を残すことができるからである。トレーリングストップ等を併用すればバックテストの成績は著しく好転する。

 ところで、トレンドチャートに加えてアンカーチャートの時間軸を変え、複数ページ表示させることは可能であるが、チャートを見る目が散らばってあまり効率がよろしくない。5分足のチャート上に1時間~日足(週足)までのMega Trendを自由に表示させたいとの要望が届いている。

 既開発のMega Trend Meterはヒストグラム(バー)としてサブチャートに表示されるが、これはトレードチャートと同じ時間軸でなければならない。そこでアンカーチャート専用として、要望に即したTrend Filter By TimeFrameを新しく作成した。これもサブチャートにヒストグラムとして表示されるが、アンカーチャートとはいえ1分足~月足までパラメータを自由に選択することができる。トレードチャートの時間軸と同一に設定すれば、それは通常のMega Trendと変わらないから、西山(石原)講師の順張り戦略にならうこともできる。冒頭のチャート(ドル円)の時間軸は15分足、サブチャートのMega Trendは日足となっている。本日を含めたアンカーチャート過去3日間のMega TrendはUp Trendということである。

 Mega Trendのオリジナル(石原講師が作成者ではない)では、パラメータが144であったから、その半数の72や50が実際には利用されることが多い。


ドル円はエンディング・ダイアゴナル突破で上放れ!

2023-02-06 22:41:21 | 投資

 

 やはり、エリオット波動は雇用統計まで見越していたのか、宮田直彦氏の予想通り下降相場の最後に現れるというエンディング・ダイアゴナルを上放たれた。今後急速にダイアゴナル開始の138円を回復するとのことである。

 このことが頭の片隅にあったのか、先週後半に組んだ買いトラリピが見事に的中、一挙に300pips以上の利確を達成した。最後の一本を残してトラリピは中断、残したポジションの利確値を外し買値までストップを上げた。この大トレンド相場についていくつもりでいる。

 本日のビデオメッセージでは日本株の上昇も目の先のようである。ドル円も、日経225も、ここは千載一遇のチャンスとみて積極的に攻めていきたい。

ビデオ視聴かこちらから


トレンド相場でも順張りトラリピは絶好調です

2023-02-04 12:45:01 | 投資

 ブログ読者から教えていただいたExness社はユニークな海外FX会社で、ここでのメジャーな通貨ペアではスワップが発生しません。通常、ドル円で売り持ちを抱えれば、そのスワップコストは無視できないのですが、スワップフリーというのは実に爽快です。半年間の試験期間を終えたのですが、その間は非連続ながらトラリピを続けていました。

 2月に入って宮田氏のエリオット波動分析の大底が近いように見えます。また、下段の日足のメガトレンドにも変化の兆しがありますので、次の設定で買いトラリピを仕掛けました。

 127.055を最底トラップとする52銭刻み、利確50銭の順張り買いトラリピでした。仕掛けて1日経つか経たないかで、金曜日には長い陽線が現れ、一気に300pips以上の上昇となりました。週末であるため、最後のトラップを一本残して、残注文はいったん全キャンセルしました。残る一本の買いトラップの利確値を外して、損切り値を注文の位置まで上げて来週を迎えます。相場が戻して損切り(収支トントン)になってもよし、そのまま上昇を続けたら利益を伸ばしていきいずれかで利確とします。そのあとは、様子を見て、また新たなトラップを組みなおすことになりそうです。本当にトラリピはストレスフリーで、年配者がトラリピ専門のM社に集中している理由が理解できます。

  ところで、Exness社で気を付けないといけないところは、同社のチャートは日足が週6本となっているところです。金曜日ニューヨーク市場クローズ後の取引相場は別の1日(土曜日)としてカウントされるからです。それゆえ、チャート下段の日足メガトレンドもその分通常とは少し異なったものとなります。日足以外のインジケータには不都合は生じません。

 MT Studio21.com社のトラリピEAは順張りのオプションが使え、不必要なナンピンのポジションが極少化しますので、安全性は飛躍的に高まります。