あおば歯科通信

大阪市淀川区西中島 あおば歯科医院のブログ
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久ぶりにラバーダム

2018年02月02日 | 歯の話
以前にも書いていましたが、久しぶりにラバーダムを使いました。





ラバーダムとは唾液などの水分と一緒に細菌が治療中の歯に入らないようにラバーで防ぐことです。
ロールワッテ簡易防湿とは歯の周りを綿で囲って水分を防ぐ方法。

以前よりもラバーの登場回数が減ったのは、

1.歯の崩壊が大きい症例ではまず失った歯質を樹脂にて盛って隔壁(堤防、城壁)を作ります。
その結果、隔壁があるので簡易防湿で事足りることが多くなった。

2.アシストに就いてくれる衛生士さんが上手で簡易防湿でも十分に防湿できる。

3.保険診療での報酬が無くなった。その手間から考えると10点(100円)では無いも同然ですが。


当院では簡易防湿では(十分に)治療できないと診断した症例でラバーをかけています。
下の奥歯の根の治療時などに。当たり前ですが保険診療にて。
とにかくラバーがお好きな医院ではすべての症例にしてくれるかもしれません。
健康保険内かどうかは確認するのが吉。


しばらく使わないとスムーズに処置ができなくなりますね。
この症例では鼻での呼吸が楽なのかと考えてラバーフレームの向きを上下逆に装着してみました。
鼻をラバーが塞ぎにくいので良いかもと思いました。
コメント
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