東大寺 二月堂
奈良県奈良市雑司町
東大寺 二月堂は、大仏殿を見下ろす東の高台に建立された懸崖造(けんがいづくり)で、奈良に春を告げる本尊、十一面観音の修二会(しゅにえ~お水取り)が行われる伽藍です。
西に向けて舞台の様にせり出した回廊からは、眼下に奈良市内をはじめ、生駒山まで望めるビュースポットで人気です。
~お水取り~
本尊、十一面観音に懺悔と祈りを捧げる法要で、毎年 3月1日~14日まで続き、伽藍の創建とされる752年 天平勝宝4年から毎年欠かさず繰り返され、平成30年の今年は、1267回目となりました。
二月堂の名は、旧歴 二月に修二会が行われることから、この名が付けられました。
東大寺 閼伽井屋(あかいや)
奈良県奈良市雑司町
閼伽井屋は、毎年 三月十二日 午前1時過ぎより、二月堂で修二会を始めるあたり、屋内の井戸より水をくみ取り、御香水(閼伽水~あかみず)として本尊 十一面観音にお供えするための儀式を行う場所で、752年 天平勝宝4年に当時の実忠和尚が初めて修二会をはじめました。