雍仁(やすひと)親王 御誕生
明治35年(1902年)6月25日 、午前7時30分
皇太子妃(後の大正天皇皇后)御分娩、第二男子を御出産なさる。
7月1日、御誕生後、7日目につき、東宮御所において御命名式が行われ、明治天皇より御名を
雍仁(やすひと)、御称号を敦宮と賜る。
裕仁親王は御命名を祝し、皇太子妃へ三種交魚一折を贈進なされ、 雍仁親王 へ鮮鯛一折を贈られる。
皇太子、皇太子妃より交魚料を、同じく 雍仁親王より裕仁親王へ交魚料を贈られる。
十月、雍仁親王は裕仁親王と同じく川村純義邸で御同居なされる。
雍仁親王〜後の秩父宮雍仁親王となり、皇族軍人〜日本陸軍少将。
親王妃は勢津子親王妃。
勢津子妃の父は旧会津藩主、松平容保の四男で初代貴族院議長を務めた松平恆雄(つねお)。
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明治37年2月 日露戦争開戦