我が天の川銀河を真横から見ると、こんな姿に見えるそうです。真横から見ているのでエッジオン(edge on)銀河と呼ばれています。
NGC4565の左斜め上にはうっすらと小さな銀河、やや左下にもかすかに小さな銀河が写っています。NGC4565で距離が3000~5000万光年と言われていますから、かすかに写っている銀河は途方もなく遠い銀河なのでしょう。
宇宙では、距離と時間が同じ単位になっていますから、3000万光年は3000万年前に発した光が今地球に到達したということになります。地球の年代記でいうと古第三紀始新世になり、恐竜が絶滅してほ乳類が現れ始めた時代、地球が最も高温だった時代と言われています。なんせ、極北でも氷床がなく、ワニが棲息していたというのですから、そんな時代もあったんですね。