杏の読書日記プラス

本が好き。お昼寝が好き。こどもが好き。
読書日記から写真日記へリニューアル♪

博士の愛した数式

2009-10-28 19:08:29 | 舞台

10月12日に、青年劇場による舞台劇『博士の愛した数式』を観てきました。

80分しか記憶が持たない数学博士と、
シングルマザーとその息子の心あたたまる交流を描く

本を読んだり、映画で観たこの作品が、どんな舞台になっているのか、とても楽しみでした。

登場人物は、5人。博士と、家政婦と、息子と、夫人と、吉田さん。
家政婦と息子と博士は、2時間の舞台にほぼ立ち続け、話し続けます。
原作にはいない吉田さんも頻繁に登場して、物語の進行を助けます。
その役者さんたちのパワーには、ただただ感心してしまいました。
(しかも、この日は、昼と夜の2回公演で、夜の舞台を観たのです)

脚本・演出の福山啓子さんは、原作を読んで劇化したいと思い、熱烈な手紙を原作者の小川さんに書いたこと。
運良く舞台化の許可をもらえたものの、台本を何回買いても、ダメだしされて苦労したこと。
そんな苦境を劇団など周りの人に助けてもらうことで乗り越え、原作より人間関係の濃い作品になったこと、などを事前の交流会で語ったそうです。
そして、生の舞台を観ることは、明日の力にしていくことができると思っている、と。

舞台『博士の愛した数式』では、博士の孤独が、原作よりも、映画よりも、深く伝わってきました。
それは、役者さんの力、舞台の力だと思います。
素晴らしい舞台でした


☆おしらせ☆
10月17日の人形劇の公演の様子は、こちらです→「やあっ!」のあしあと
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バイバイわたしのおうち

2009-09-23 22:53:06 | 舞台

会場のリバーウオークから見た夕焼け。

9月13日(日)こども文化会館での公演を終えたあと、人形劇メンバーのSさん・Kさんとともに、リバへ。
北九州こども劇場・低学年例会、劇団うりんこの『バイバイわたしのおうち』を観ました。
今回も会場係だったので、会場の最後列で、遅れて入ってくる人や、途中でトイレに行くこどもの誘導をしながらの観劇でした。
でも、楽しかった♪

☆あらすじ☆

アンディーは、マルベリーの木のある家で、パパとママとうさぎの人形・ラディッシュと暮らしていた。
でもパパとママが離婚して、アンディーは、どちらと暮らすのか決められず、一週間交代で、パパとママの家を行き来することになった。
パパにも、ママにも、新しい家族がいて、どちらの家でも、アンディーは心穏やかに過ごすことができない。
アンディーが、本音を話せるのは、ラディッシュの前だけ。
アンディーは、「マルベリーのおうちに帰りたい」とひたすら願い続ける。

~うりんこの舞台は、いつも元気いっぱい!
「バイバイわたしのおうち」でも、テンポの良い会話と、役者の動きで、会場には笑いが絶えない、そんな舞台でした。
そして、舞台を観終わった後は、あったかいきもちで、おうちに帰れます。

☆杏のつぼ☆
演出がつげくわえさんだった~というのは、劇団のホームページで知りました。
布使いがきれいだな~と思っていたので、納得♪♪

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オカリナコンサート

2009-07-17 21:55:17 | 舞台

雨の合い間に咲いたゼフィランサス。

子ども劇場の例会で、ホンヤミカコさんのオカリナコンサートに行ってきました。

9年ぶりのオカリナコンサート、ホンヤさんは、とてもキュートで、とても楽しいコンサートでした。

演奏メンバーは、ギター・竹内永和(たけうちのりやす)さん、チェロ・諸岡由美子さん、ピアノ・飯田利明さんとホンヤさん。

プログラムは、CMで流れていた「たんぽぽぽ」などのオリジナル曲。「コンドルは飛んで行く」「花祭り」「フニクリフニクラ」などの耳なじみの曲。民謡「最上川舟歌」などなど。

手拍子をしながら聴いたり、ゆっくりオカリナの音色を楽しんだり、あっという間の一時間半でした。
もっと、聴きたかったな~

中でも、心に残った曲は、ホンヤさんが旅をして作った2曲。
南米の子どもたちをイメージした「Ninos」と、四国の「四万十川」。
躍動感あふれる曲と、のびやかな流れの曲です。
(一部の曲は、こちらで視聴できます→視聴本谷美加子

チェリストの諸岡さんが参加した映画『おくりびと』の挿入曲も聴けて、心潤う夏の夜でした。


☆おしらせ☆

7月11日と、14日の人形劇の公演の様子をアップしました。
お時間のある方は、こちらで→やあっ!のあしあと
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潜水海賊キャプテン・グック

2009-05-17 22:34:47 | 舞台

人形劇団京芸の『潜水海賊キャプテン・グック』を観てきました。

☆おはなし☆

夏休みにあったこと    5年2組 矢沢杏子

この夏は、忘れられないものになりました。
臨海学校に行ったわたしは、男子とけんかになって先生に怒られてむしゃくしゃしたのでボートで海にこぎ出しました。でも、なんと、あらしになってしまって、大波で、もうだめだ、そう思ったときにとつぜん、大きな黒いかたまりが海から飛び出してきました。
それは・・・とても大きな潜水艦でした!

~と、杏子が作文を読む場面から始まる、大型の人形劇。
とても楽しく、すてきな舞台でした。

子ども劇場の低学年部の例会だったので、観客は0歳~小学3年生までの子どもを中心に、おとうさんおかあさんたち+劇場スタッフ。私も、今回はスタッフで、会場係をしました。

スタッフとしては、人形の動きや、台詞に大笑いする子どもたちを見ているだけで、幸せなきもちになります。
また、人形劇を演じる者としては、脚本・美術・音楽のすべてが素晴らしく、役者さんたちのパワーを感じました。
この舞台からもらったものを、自分自身のパワーに変えていきたいな。いや、いかなくちゃ。と思った夜でした。



原作は、斉藤洋『潜水海賊キャプテン・グック』
演出は、北村直樹(人形芝居ひつじのカンパニー)

おしらせ:5月14日の人形劇の公演記事をアップしました。→「やあっ!」のあしあと
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