杏の読書日記プラス

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いのち

2007-05-09 21:16:39 | 日記
今朝、悲しいことがありました。

いつものように、登校するシュンを見送りに玄関に出ると、うちのまん前に、血だらけの猫が横たわってました。
車にはねられたのでしょう。たくさんの血を吐いて、目を開けたままの猫は、もう呼吸も止まっているようでした。

うちの前の道路は通学路で、小学生も中学生も通ります。
慌てて家に戻り、子どもたちがショックを受けないよう願いながら、新しいタオルで猫の体を覆いました。
そして、行政に電話連絡。「すぐに担当を向かわせます。」との返事に、ホッとしました。

その時、うちの前では、お隣のおとうさんと、地域のパトロール隊(小学生の登下校を見守るボランティア)の方、計3人が、猫を囲んでました。
一人の方が、猫の首筋に手を当て、脈を調べていたようです。

その人たちに、猫の引取りを行政に連絡したことを伝えると、猫を抱えて、私が持ってきた箱に移してくれました。そして、道路に付いた猫の血を、きれいに水で流してくれました。

弱虫の私一人では、猫を抱えることもできなかったと思います。
近所の方の力を借りて、猫を箱に入れて、行政の引き取りを待つこと、一時間。
待ってる時間は、長く心細い思いでしたが、いざ、引き取られていくと、もっと辛い思いがしました。

ひとりぼっちで旅立つ猫ちゃん。
なんにもしてあげられなくて、ごめんね。


あきらめていた種が発芽しました。(たぶん、アキレギア)

仕事が終わって、帰宅後、お花たちにみずをやってるときに、新しい双葉を見つけました。
もう発芽しないだろうとあきらめて、みずやりもせずに暗い場所に置いていたポットに五つ、小さな小さな双葉が出てました。

ひとつのいのちを見送ったあとに、みつけたいつつのいのち。
大切に育てようと思います。
今日の猫ちゃんが、お空の上から見てくれることを願いつつ・・


今日の夕陽。忘れません。
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2 コメント

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いのち (あっくん)
2007-05-10 05:58:14
 近所の方々の連携、すばらしいですね。死を目の当たりにすると、どうしていいかドキドキしてしまいます。夕焼け空のかなたで、元気に猫ちゃん走りまわってね。
 あきらめていた、新芽かわいいね。ばらもいろいろな種類が咲きはじめたようですね。我が家の病気だったばらも杏の助言で薬使ったら、やっと蕾をつけました。ありがとう!
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あっくんへ~ ()
2007-05-11 00:01:07
知らん顔して通り過ぎることができるのに、立ち止まってくれて、猫のために手を貸してくださったお隣さんと、地域の方に、感謝の気持ちでいっぱいです。
あっくんのコメントも、温かく嬉しかったです。
ありがとう
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