悲しい・・・

山口県で起きた事件で、容疑者の少年が早く見つかることを願ってました。
彼のいのちがあるうちに、ずっと、そう思ってました。
でも、その願いは叶わなかった。
彼は遺体となって、発見されてしまいました。

悲しいです。
ふたつものいのちが、なくなってしまったことが。
とても、とても、悲しいです。

被害者の歩さんが、どんなに素敵なかただったか～報道から伝わってきます。
ご両親が慈しんで、育てていらしたことも伝わってきます。
愛するこどもを突然失って、どんなにか辛く、悲しく、苦しんでおられるか。
胸が痛いです。

そして、容疑者の少年の両親も、同じように、辛くて、苦しんでいることでしょう。
こどもが犯したであろう罪と、こどもをなくした悲しみの間で。

どうして、こんなに悲しい事件が起きてしまったのか～
真相を知ることは、できなくなってしまいました。

谷川俊太郎さんの詩の一節に、
手の中の一個のおむすびは　　地球のように　　重い
とあります。

ひとつひとつのいのちを大切に。
そう、こどもたちに伝えていきたい。

だれかのいのちを奪うことも、
自らのいのちを絶つこともだめだよ。
そう、声を大にして言いたい。

歩さんのご冥福を心から祈ります。

そして、もうひとつのいのちも。
安らかに。