ふるさとのかほりと帰る三日かな
季語 三日 正月三日のこと。正月のうちでも特別な三が日の最後の日ゆえ、元日の厳粛さや二日の楽しさとは違った感慨で受け取られることが多い。この日は皇位の始まりを祝う元始祭といて明治初期から重要な日となった。昭和初期より敗戦の日までは国民の祝祭日だつた。眠る
掲句 今日三日は、正月を故郷で過ごした人々が自宅へと帰る人が多い。コロナ禍を防止の上から外出を自粛してきたが、今年は規制も緩やかになりウイズコロナにも慣れたのか、帰省する人々が増えた。後ろ髪わ引かれる思いもあるが、自宅での暮らしが待っている。せめて香りだけでもの思いの人も多いだろう。
例句 三日はや雲おおき日となりにけり 久保田万太郎