社への坂道危険小正月
季語 小正月 一月十五日を中心に祝われる正月。元日の大正月に対する呼び名。満月の日を正月として祝った古い時代の名残で土地によってさまざまな行事がある。また、外した注連飾りなどを焚き上げる左義長も各地で行われる・
掲句 古刹と言われるところは巷より離れ、生活に不便な場所に多い。この時期では圧雪で、足元が心もとない。今夜は左義長。正月に行われる火祭りの行事で、松飾や注連飾りなどを燃やす。土地によっては体を精進潔斎して裸で鐘をならして参拝して五穀豊穣・商売繁盛を祈願する団体もある。町興しの一環として若者たちの参加もある。
例句 小正月そそのかされて酔ひにけり 中村苑子