寒雀
久々の黒土の香り寒雀
季語 寒雀 寒中は食物が乏しくなるので雀はひときほ人家に近くに住む。寒気を防ぐために全身の羽毛を膨らませて丸くなっているのがふくら雀。紋所模様にも取り入れられ、身近で親しい鳥である。寒雀は食用としても美味で薬効があるとされるが、多くはその可憐な姿を詠むことが多い。歳時記抜粋。
掲句 餌が少ないので家の近くまでやつて来る。雪が融けて土が現れると一番先に訪れるのは寒雀かも知れない。子供のころに俵の蓋の部分に馬の尻尾の毛を抜いてつくったすずめ罠を仕掛けたことを思いだした。
例句 脇へは行くな鬼が見るぞよ寒雀 一茶