日々の泡

こころに浮かんでは消え、消えては浮かぶ
日常のありふれた風景をスケッチ

清濁併せ呑む

2012-09-04 13:57:49 | 日々
先日たまたま、TVで、市川猿之助さんと佐藤健?(「坂本龍馬」で、’人斬り以蔵’演じた人)さんの対談を放送していたの。
猿之助さんは、まだ若い彼のことを、天才と思っていて、しかも彼は「心に闇を抱えていない新人類の天才」で怖い、と言っていた。
だから、彼のなかに何か秘密があるんじゃないか、と一生懸命会話のなかからヒントを見つけようとしていた。(素敵な謙虚さですよね=)
二人は、なにからなにまで対照的であるし、年齢だって、キャリアだって全然違うのに・・・ワタシは、猿之助さんの人柄が凄い!!って感動してしまう。
で、猿之助さんが、今回映画で、そうそうたる出演者のなかで若くして主演をはる、という経験をした佐藤健さんに是非送りたい言葉がある、と言って伝えた言葉が
「清濁併せ呑む」だったの。若い時には、濁を呑む事をよしとしない、ことをいいと思いがちだけど、って(うん、うん、わかる)
なんか、猿之助さんの経験から出た言葉だけに、すごく重いな~と思って。そして、弱冠23歳にしてそんな言葉を贈られて・・・。もしワタシが誰かから、例えばこの言葉を20代の時に言われたら、と思うと・・・意味がまったく理解できなかったでしょう。今だってビミョ~(大体、清と濁の見極めって簡単ではないはず。だからこそ、一度は受け入れてみることも大切、っていう意味も含まれてるのかな~?)なんだか、とにかくその言葉がとても気になって、心にひっかかってて

・・・って書いていて、閃いた!
そもそも、清と濁の見極めに疑問を持つところから、創造って生まれてくる?
・・・のかな?!あれっ。。。(ひとり言・笑)
今、一回しか観たことのないイッセー尾形さんのひとり芝居のこと思い出しちゃった。
(見る角度によって、見え方って全然違ってくるものなんだよね、不思議と。)
~わからないけど、また今度機会があれば考えてみよう(笑)